アパレル業界就職への道VOL.1

2012年11月22日増田恵一(キャリアカウンセラー/文化服装学院キャリア支援室室長)

はじめに

皆様、はじめまして。私は日頃、文化服装学院の在校生、卒業生へ向けて、アパレル企業に就職をする手助けをさせて頂いております。 これから数回に分けまして、そのノウハウをお伝えしていきます。「もうそんな事は十分わかっている」という方もいらっしゃると思います。しかし、アパレル企業の人事・採用担当者、中小企業の経営者などと求人を頂く縁でお話をさせてもらいますと、「これからアパレル業界を目指す人は、本当にこの事をわかっているだろうか?」という事例に出くわします。私の基本はまず相手(アパレル業界、アパレル企業)が何を考え、何を求めているかを知ることです。さあ、はじめましょう。
今後の予定

アパレル業界へ就職するにあたっての心構え~職業人意 識~自己分析~職業研究・企業研究~
求人票の見方~言葉遣い~電話・メール~会社訪問~店舗見学~履歴書・エントリーシート・職務
経歴書~面接試験~グループディスカッション~ポートフォリオ作成~作品プレゼンテーション~
内定から入社まで

アパレル業界へ就職するにあたっての心構え

まずは業界動向を知らねばなりません。アパレル業界の規模ですが、2011年の国内アパレル総小売市場規模は、前年比101.4%の9兆502億円、リーマンショック後、初めてとなる前年比プラスとなりました。(矢野経済研究所2012年10月10日)
デフレ経済の長期化による商品単価の下落や、消費者のモノ離れによる、相対的なファッションへのプライオリティの低下などが原因で、売上高が下がり続けていたアパレル業界がついに下げ止まりとなったのです。いわゆる勝ち組アパレルは、変化の激しい顧客ニーズを的確に把握でき、CS(顧客満足度)の向上にも効果を挙げています。そしてSPAに成功した企業は、収益性も大幅に向上しているのです。
そのようなSPA、ファストファッションも、一大ブームを巻き起こした2010年前半までは、アパレルに求められる最大の価値は「安さ」でした。しかし、2010年後半からは、高品質で値ごろ感のある商品が求められはじめ、2011年に入ると、機能性とデザイン性を両立した「価値ある商品(高付加価値、高機能等)」に対するニーズが高まりました。そこに着目することが不可欠なのです。
この状況の中で求められる人物像は、働く上で、アパレルが好きであること、ファッションセンスを磨いていることはもちろんですが、これからは、ブランド構築を体系的に実践できる人、ITを企業戦略に合わせて効率的に活用できる人、海外でのビジネスに意欲と行動力がある人など、ただファッションが好き、というだけではなく、アパレルをビジネスとして展開できるセンスを持った人が求められる時代になっています。
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