『装苑』2012年4月号 Milan
UMIT BENAN
UMIT BENAN
2009年に自らの名を冠したメンズブランドをスタートした、デザイナーのウミット・ベナン。1980年、ドイツのシュトゥットガルトで、トルコ人の両親のもとに生まれ、世界各国でマーケティングとファッションを学んだコスモポリタン。昨年から"トラサルディ"のクリエーティブディレクターに起用されるなど若手デザイナーの注目株である彼が、2012-'13年秋冬のミラノ・メンズコレクションで初のランウェーショーを行なった。テーマは「ミリタリー」で、「戦争が終わった! 家路につく準備だ!」というシーンを表現。舞台の幕が開くと、いきなりヌードでシャワーを浴びる兵士がいて度肝を抜かれる(後ろ姿だけど......)。兵舎の2段ベッドやシャワー、ダイニングなど様々な場面が舞台上に再現され、トレーニングするマッチョな黒人兵、カード遊びをする東洋人兵、そして、なぜか入れ墨師がいて本当にタトゥーを入れている。兵士たちはそれぞれ服装を整え、舞台の端にいる上官らしき人の前まで歩き、チェックを受けるようだ。ショーを見ていると、いろいろと想像力が働くのが楽しい。通常のショーだと、つい各アイテムやディテールにばかり目がいってしまいがちだけれど、彼のショーが終わった後には、表現したかったエッセンスが際立った印象として残った。
ショーに出演したのは、本職のモデルではなく、
ウミットがストリートでスカウトした人々。日本からも
フリークスストアのPR早川さんがランウェーデビューした。text : Megumi Takahashi
高橋 恵●ミラノ在住ジャーナリスト。ミラノに初雪! わずかな積雪だが、ふんわりとした雪が、ほこりも犬のふんもすべて覆って、なんだかミラノがきれいな街に見えてきた! 地下では、ホームレスたちに地下鉄駅の通路が開放され、温かい料理が配られている。地上を行くファッショニスタたちはヒールでコケている。道には氷結防止の塩がまかれ、おかげでムートンのブーツがしみになったと嘆く友人。ミラノの冬の風物詩だ。
ブログ:fashionjp.net/soen/blog/megumi/
高橋 恵●ミラノ在住ジャーナリスト。ミラノに初雪! わずかな積雪だが、ふんわりとした雪が、ほこりも犬のふんもすべて覆って、なんだかミラノがきれいな街に見えてきた! 地下では、ホームレスたちに地下鉄駅の通路が開放され、温かい料理が配られている。地上を行くファッショニスタたちはヒールでコケている。道には氷結防止の塩がまかれ、おかげでムートンのブーツがしみになったと嘆く友人。ミラノの冬の風物詩だ。
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