『装苑』2008年11月号
サルヴァトーレ・フェラガモ 80年の歴史を語る展覧会
サルヴァトーレ・フェラガモ 80年の歴史を語る展覧会
フェラガモ創業80年の歴史を集大成した展覧会「サルヴァトーレ・フェラガモ 進化する伝説1928-2008」が、ミラノのトリエンナーレ・デザイン・ミュージアムで開催されている。フェラガモの靴、バッグ、スカーフ、服、ビジューのほか、素材となるレザーや著名人顧客の靴の木型などを12のセクションに展示。ナポリ近郊の小さな村から米国に移民したフェラガモの生立ち、ハリウッド進出、映画スターやVIPとの関係などはもちろん、1930〜1940年代、すでにコルクやラフィア、透明のナイロン糸などを靴の素材に使用したり、人間の足を研究し履きやすい靴の構造を生み出した、革新的なサルヴァトーレ・フェラガモが、20世紀の靴に及ぼした偉業について改めて感動を呼び起こす内容。今年の秋冬コレクションでは各メゾンがこぞってアーティスティックなフォルムの靴を発表している。サルヴァトーレ少年が南イタリアの村の小さな工房で靴を作りはじめたころ、一般の人々にとって靴は歩くために必要なただの道具だった。当時の人々はこんな時代が来るとは予想だにしなかったに違いない。
「Salvatore Ferragamo Evolving Legend 1928-2008」 11月9日まで。
Triennale Design Museum
http://www.triennaledesignmuseum.it/
Triennale Design Museum
http://www.triennaledesignmuseum.it/
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Text : Megumi Takahashi
高橋 恵●ジャーナリスト。ミラノの秋は短い。ノースリーブでOKだと思ったら、数日で気温が下がり10月半ばには暖房が。普通のイタリア人はその端境期用の服を持っていない。コットンワンピースに厚手のコートをはおって汗をかいたり、カーディガンを何枚も重ねたり、「とりあえず温度調節した」というちぐはぐなスタイルが街に氾濫。だから秋のミラネーゼは1年中でいちばんセンスがない。あれ?でもこれってもしかしてトレンド??




