『装苑』2008年5月号
不思議な昆虫バッグ----
リサ・ファーマーのアートバッグプロジェクト
米国出身のデザイナー、リサ・ファーマーが手がけるアートバッグのプロジェクト"Neither fish,flesh,fowl nor good red herring"。金魚や昆虫をモチーフにしたレザー製の不思議なバッグは、一つ一つがハンドメードの一点物。リサは1996年のアトランタ・オリンピックのグラフィックの仕事を皮切りに、米国、英国、イタリアなどで、グラフィックデザインやブランド・アイデンティティ企画の仕事に10年間かかわってきた。その間ロンドンのセント・マーティンズやミラノのIEDなどで教鞭をとった経験もある。しかし、昨年リサは重大な方向転換をする。「今までマーケットやクライアントに左右される仕事に携わってきたので、今度は自由にクリエーションを発揮したい!」と、このプロジェクトを実現した。材料となるレザーはナッパ。その手触りや、フォルムのディテールにこだわった。表面のデコレーションもそれぞれ微妙に異なるので、世界でただ一つしか存在しない作品で、一点物であるという証明書がついている。現在、米国とイタリアのアートギャラリーで展示販売されている。