『装苑』2010年03月号 London
MACHINE-A
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イギリスのパンクムーブメントが強い政治的色彩を帯びていたように、文化と政治は切り離すことができない。例えばロンドンのファッション産業の裏には国際都市としての寛容性、高度資本主義の発達によるバブルの膨張と破裂などの社会的背景があり、若いデザイナーたちは好むと好まざるとにかかわらず政治から様々な影響を受けている。そんな考えのもとに一人のギリシア人の若者がファッションとアートを政治的意思を持ってセレクトする意欲的なショップをオープンした。古い棚が残るソーホーのテーラーショップを改装した店内には、計20人に及ぶエネルギッシュで冒険的な若いデザイナーによる服が並ぶ。ショーウィンドーには2週に一度の割合でインスタレーションが施され、地下のギャラリースペースではアートの展示だけでなく、毎週パフォーマンスなど、なんらかのハプニングが企画される。トップショップなどのハイストリートブランドをアンチテーゼとしたような、まさにアンダーグラウンドカルチャーの発信源となるようなこの試みに期待したい。
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text & photographs : Junya Yamasaki
山崎純哉●日本で映画雑誌、映画宣伝の仕事に携わった後、英国ゴールドスミス大学のMA写真科を経て、フランスのパリ・セルジュ国立高等芸術学校で現代美術を学ぶ。
卒業後ロンドンに渡り、ドーバーストリートマーケットに勤務。
現在はフリーランスで活動。動くものなら何でも食べるジャーナリスト。






