『装苑』2008年11月号
ビンテージ宝探し
ビンテージ宝探し
日曜日の東ロンドン! ="ブリックレーン"が私の合言葉になってから早10年。昔は"窃盗市場"なんて物騒な名前がつくほど、何もかもが破格値で手に入る異色ストリートマーケットだったが、ここ最近は隣接するエリアの革命的な発展がこの地域の流行色ばかりを強くしてしまった。それでも、アッパー・ブリックレーンと呼ばれているエリアでは、まだ宝探しのように"掘れば出てくる"楽しさを味わえる。例えば、Redchurch Street沿いの「SICK」は、1970〜1980年代にボーイ・ジョージやマドンナなどによってブレークしたブランド"BOY LONDON"の創設者であるStephane Raynorのお店。年代物のジャンポール・ゴルチエやイヴ サンローラン、シャルル・ジョルダンなどが信じられないほど格安で売られ、自転車なども扱われている。また、オールドスクールなラジカセなどもそろう「Speedie's」、看板娘のハナとカーリーが1950年代スタイルで迎えてくれるガレージタイプのお店「Vintage for Sale」、ファッションだけでなくインテリアや生活雑貨なども充実している「Le Grenier」などなど、このアッパー・ブリックレーンをゆっくり探索してみれば、まだまだいろいろな発見が期待できそうなのでフラッと出かけてみよう。
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| 1 「Vintage for Sale」123 Bethnal Green Road, London, E2 7DG 2 「Le Grenier」146 Bethnal Green Road, London, E2 6DG 3 「SICK」 105 Redchurch Street, London, E2 7DL |
Text & Photographs : Kuri Yashiro
八代久里●英国ミドルセックス大学でテキスタイルを学ぶ。卒業後、ロンドンのセレクトショップ「Browns Focus」に勤めながら、フリーとして"ミキ フカイ"のニットウェアを手がける。その後、「DOVER STREET MARKET」に勤務し、現在はファッションを通してロンドンと日本をつなぐ懸け橋として活動中。ロンドン在住10年目を迎え、"興味があったらやってみる"がモットー。




