『装苑』2008年10月号
公園で楽しむフランク・ゲーリー
公園で楽しむフランク・ゲーリー
早くも9年目を迎え、今やロンドンの夏の風物詩となったサマーパビリオンは、ハイドパークのサーペンタインギャラリーの中庭に建てられる期間限定のオープン・アーキテクチャー。今年のパビリオンは、あの巨匠建築家フランク・ゲーリーと彼の息子、サミュエルとの初コラボレーションだ。さらに、デザインや技術面においてアラップチームによるサポートを得て、イギリスにおいて手がけられたゲーリーの初の建築物となった。「このパビリオンは木材でできた梁を構造中心に置いたのが特徴で、公園からギャラリーへと導く道を演出している。パビリオンの中ではガラスの天蓋がスチールに支えられた木材にかけられ、風や雨から屋内を保護するだけでなく、日ざしの強い日には日陰も提供する」とゲーリーが言うように、機能的な面に加えて素材のコントラストやデザインの美しさが見どころ。ハイドパークでのんびりした後、ここで行なわれる夜のコンサートやイベントなどに参加してみるのもまたおもしろいのではないだろうか。
「Serpentine Gallery」10月19日まで
Kensington Gardens, London, W2 3XA TEL020 7402 6075
10時〜18時 無休 入場無料
Kensington Gardens, London, W2 3XA TEL020 7402 6075
10時〜18時 無休 入場無料
1,公園からサーペンタインギャラリーへ導く入り口のようなパビリオン。
夜、ライトアップされたパビリオンの壮大な存在感も必見。
2,ガラス張りの屋根が空間を広く明るく演出。
3,太い木材の梁と細いスチールが織り成す骨組みのコントラストが美しい模型。
夜、ライトアップされたパビリオンの壮大な存在感も必見。
2,ガラス張りの屋根が空間を広く明るく演出。
3,太い木材の梁と細いスチールが織り成す骨組みのコントラストが美しい模型。
Text & Photographs : Kuri Yashiro
八代久里●英国ミドルセックス大学でテキスタイルを学ぶ。卒業後、ロンドンのセレクトショップ「Browns Focus」に勤めながら、フリーとして"ミキ フカイ"のニットウェアを手がける。その後、「DOVER STREET MARKET」に勤務し、現在はファッションを通してロンドンと日本をつなぐ懸け橋として活動中。ロンドン在住10年目を迎え、"興味があったらやってみる"がモットー。



