『装苑』2008年6月号
現代アートとディスプレーの交差点
香港のアート団体Para/Site Art Spaceは、現代の彫刻作品と作品の展示空間との間のあいまいな境界線に着目した「DIS PLAY」という展覧会を開催した。この展覧会では香港の3人のアーティスト、ナディム・アッバス、ジョナサン・ルン・ホイ・ヤット、エイドリアン・ウォンをフィーチャー。展示は3人の彫刻作品を異なったインスタレーションで見せている。エイドリアン・ウォンの作品「Happy Birthday」(写真上)では、1960年代から'70年代の雰囲気を再現したセットの上で子供のお誕生日会をお祝いすると、モニター画面にライブでその映像が流れるというもの。この作品はウォン自身の記憶から発想されている。そして、ジョナサン・ルン・ホイ・ヤットの作品「Controlspace International Number 2」(写真中,下)は、彼が学校から受け取った手紙に印刷されていたバーコードをコンセプトに利用している。彼の名前やアドレスなどの個人情報を登録したバーコードは、別の個人と彼を区別する唯一のサインになる。 そして、平面のバーコードを展示スペースの中で立体化し、通行を難しくする混沌の迷路に変えた、大胆な発想のインスタレーションだった。
http://www.para-site.org.hk/
現代アートとディスプレーの交差点
香港のアート団体Para/Site Art Spaceは、現代の彫刻作品と作品の展示空間との間のあいまいな境界線に着目した「DIS PLAY」という展覧会を開催した。この展覧会では香港の3人のアーティスト、ナディム・アッバス、ジョナサン・ルン・ホイ・ヤット、エイドリアン・ウォンをフィーチャー。展示は3人の彫刻作品を異なったインスタレーションで見せている。エイドリアン・ウォンの作品「Happy Birthday」(写真上)では、1960年代から'70年代の雰囲気を再現したセットの上で子供のお誕生日会をお祝いすると、モニター画面にライブでその映像が流れるというもの。この作品はウォン自身の記憶から発想されている。そして、ジョナサン・ルン・ホイ・ヤットの作品「Controlspace International Number 2」(写真中,下)は、彼が学校から受け取った手紙に印刷されていたバーコードをコンセプトに利用している。彼の名前やアドレスなどの個人情報を登録したバーコードは、別の個人と彼を区別する唯一のサインになる。 そして、平面のバーコードを展示スペースの中で立体化し、通行を難しくする混沌の迷路に変えた、大胆な発想のインスタレーションだった。
http://www.para-site.org.hk/
Text & Photographs : Stephanie Au Puiman
ステファニー・オウ・プイマン●文化服装学院卒業後、香港に戻り海外の雑誌でスタイリストやライターとして活躍中。また洋服好きが高じて自身のブランド"Rabit"を立ち上げる。



