
アフリカのナミビアで幼少期を過ごした、米・仏育ちの韓国人、サラ・ショーによるコスチュームジュエリーは、バックグラウンドの豊かさがそのまま作風に表われていて興味深い。パリ・クチュール組合学校(通称サンディカ)を卒業し、バレンシアガとランバンのジュエリー部門で経験を積んだ後、今年独立してコスチュームジュエリーラインSCHOをスタート。アフリカをイメージさせるモチーフとインダストリアル的なパーツをミックスさせながら、ヨーロッパ特有のフェミニンなセンスを加え、コスモポリタン的な美しさとバランスの妙を見せている。アール・デコや玩具など、多くの要素を取り入れながら一つのコレクションとしてまとめ上げている点で、その力量の確かさを見せている。今後、様々なセレクトショップで扱われていくはずだ。今までにないセンスを持った有望デザイナーの登場といえるだろう。
『装苑』2012年8月号「Who’s Next What’s Next Paris」掲載
text & photographs : Tomoaki Shimizu
blog : fashionjp.net/soen/blog/shimizu/