角田正弘

LIFT PUBLIC SPACE (公共空間)" PEOPLE "

2010.06.08 update

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Lift public spaceの第三回目は人に焦点をあてた"ピープル"をスタートさせます。まず最初にリフトとの関わりが非常に深い人間の一人であるAlessandro Tinelli を紹介しようと思います。彼は知る人ぞ知る映像のアーティストでイタリアのスポレイト生まれ、芸術を学びマウリッツオ・アルティエリのプロジェクトであるサルトリアの映像を担当した事がきっかけで、その後Lumen et UmbraのデザイナーであるIsseiを通じて知り合いました。リフトでは、先日のGustavo Linsの映像、P.G.M.Pプロジェクトというチャリティーの映像制作や今回のホームページのリニューアルを始め、DAMIR DOMAの" VEIL " やGUIDI といったブランドとのコラボレーション等,非常に興味深い仕事をしている他、パーソナルなプロジェクトも意欲的に行っております。先日はパリでAttachmentとのコラボレーション映像の発表も行いました。


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L:リフト A : アレッサンドロ 


L 今回はリフトのホームページを作ってくれた訳なんだけどどうだった?

  どんな所が大変で、どんな所が面白かった?どこで自分らしさが出せたか教えてくれる?


A 僕の仕事は映像なのでメインの仕事はホームページ作りではないんだけど、web上でLiftのバーチャルスペース

     と映像は繋がっているからその中での演出、データを紹介していくにはとても知識が必要でした。リフトには色

     んなアクティビティーがあるから、もっと広い所でそれが生かせる場所で紹介したかった。だからレイアウトも

     シンプルそしてミニマルな表現、リフト自体がすでにミニマルだから時間とミニマリズムが共存する空間の中に

     色々な事が紹介出来ればとても特別なものになると思いました。もちろん僕一人で全てを決めた訳じゃなくて、

     リフトとのコラボレーションのような形で作った訳なんだけど...


L 実は既に見てくれてる人達がいて、いろいろと嬉しいコメントももらっているんだけど。その中でもコレクショ

     ンのページ作りの所で一般的にはモデルの写真が先に来て、そしてそこからデザイナーのバイオグラフィーとか

     シーズンテーマとかを見れるような作り方が一般的だと思うけど、今回はデザイナーの顔から入って行くような

     作り方にしたよね?その辺は僕も気に入っている所なんだけど、何か意図があったわけ?


A アイデンティティーの話に繋がってくるだけど、今度リフトもアイデンティティーに関する大きなプロジェク

     トあるでしょ?(後日紹介します)顔にはその人のアイデンティティーがあるから、そこから入る事はとても自

     然だと思いました。エンドユーザーと作り手がそこから繋がったらいいなとおもいました。


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L  全く同感。昨今は産直とか何かで生産者が顔を出す時代でしょ?ある意味、作り手が自分の作品に自信があれば

    胸はって顔を出す事って必要な時もあるよね。イメージはイメージとして時には、プロダクト自 体がより真実味

    を帯びてくる事とかにも繋がるんじゃないかな?アーティストはポートレイト出すでしょ?造る物が100%イマ

    ジネーティブなものだからどこかにリアリティーが必要だったりするんだよね。そのアイデンティティーから入

    って品物に触れて行く事で、そこから見えてくるものは一方通行ではない価値観のシェアが出来たりするのかも

    しれないね。


A そうそう、最初のステップで" 知る事 "はホームページからでしょ?私の考える事は今迄リフトが行って来た沢

      山のコラボレーションやアクティビティーをエンドユーザーとの距離を縮めて(濃縮して)見せてあげたい

      と思った。だからこの " Transparency =情報の透明感 "はとても重要でよすね。 距離の問題もこの" Transpa

      -rency " が全てを解決してくれますね。デザイナーはとても遠い所にいる人達でしょ?もちろん距離は有るん

      だけれど、何か " OBSTACLE " (障害)を取り除いてあげたい。


L 今" シンプル "というのが一番大事な気がするよね。シンプルな事、物、行為はとてもダイレクトでストレート

     だよね。真ん中に存在しているものは出来るだけ排除していきたいよね。


A 仕事も楽しくなるしね。その意味では全く同感でミニマルではなくてシンプルが大事ですね。形だけでなく、

     より本質を素直に出せて行けたら、それが一番だから。


L ところで今、alessandroは日本に住んで3年位だと思うんだけど、何かその中で影響を受けた事とかある?


A たくさんありますよ。私のまず最初の興味は(日本の好きな所)はシンクレティズム(習合)。元々は宗教の事で

   使われる言葉だけど、文化に関する事で日本はいろいろなものが、長い歴史の中で独自のものに生まれ変わっ

   ていくでしょ。仏教とかも外国から入って日本の宗教になったでしょ?そのフレキシブルなところが気に

   入ってます。日本は特に特別なんじゃないかな。


L でもヨーロッパでも長い歴史の中で、文化が交わりex-changeして今に継承されている事とかもかなりある

     よね。日本は島国だけどヨーロッパは大陸でしょ?国境に歩いて到着する感覚は日本人にはないからね。


A だから余計に"島国"である日本に引かれるのかも知れない。初めて来た時、島々の話を聞いてとても興味を持

   ちました。だから色々な島に訪問してるんだけど、島ってなんだろう?と思いました。考えた事ありませんか

 ?小さい島だし、孤島だけど、そこから学べる事はとてもあります。でも今の日本は島国とは言えなくなってま

 すよね。たくさんの橋の足(ブリッジ)が島と大陸を繋ぎ、インターネットが結びつけ、飛行機やその他のア

 クセスであっという間に到着してしまいます。文化的にはもう島ではありません。


L what is Japan for you? 


A 島国の日本、そして忘れ去られようとしていく方の日本が好きです。そこに芸術や文化が継承されていく。


L 色々な事が融合して、そこから動いているのも日本の姿だし、生まれる(生み出される)事を忘れないのも

   日本だよね。なにか今後考えてる事はある?


A 今はとくにはありません。やりたい事は私の運命の中で五分五分です。ただ言える事はやりたくない事はや

   りたくありません。


L ところで今、DAMIR DOMAのショーの音楽やってる最中じゃない?


A そう今やってます。会場は前回のレディースの時と同じ場所だけど、今回はそのガーデンを使います。

     だから今Damir Doma とINDIVIDUAL SENTIMENTの仕事(手伝い)をしています。それとたまにGUIDI

     あとマッキントッシュとコラボレーションを初めて今テストしている段階です。ドキュメンタリーをやろう

     と思っています。


L じゃ今いそがしいね。


A 大事な事は、7月に沖縄の近くの伊平屋島という所に行きます。パフォーマンスじゃないけど、島の人と鏡石

   という場所に行く為に一緒に草木を切り開いて道を作ります。森の中です。昔、道があったけど長い年月使用

   されてなかったので、またそこに道を作ります。


L おもしろそうだね。楽しみにしてます。今日はどうも有難う。


     

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右手前:アレッサンドロ 右奥:その友人のマヌロ(helper )      Veil installation at Lift atelier : Lift blog

ALESSANDRO OFFICIAL HOME PAGE : http://www.iku.it/

Many Thanks to Alessandro Tinelli also other participator on re-newal  Lift home page.


















PROFILE

Masahiro Tsunoda
角田正弘
1963年生まれ。インポートの衣料販売会社にて経験を積み、その後フリーランスとしてウインドー・デコレーター及び海外ブランドの日本でのプロモーターを務める。1993年にパートナーである角田まなみと最初のリフトを代官山で開業する。現在、Lift ecru ,Lift etage, Lift Atelierを代官山に展開し、国内外のクリエーター達とのコラボレーションにも力を注いでいる。
www.lift-net.co.jp/

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