グランパレ近くの8区にあるホテル、メゾン シャンゼリゼ。
このホテルがメゾン マルタン マルジェラに、グランドフロア全体(レセプションホール、
レストラン、シガールームなど)、7室のスイートルーム、10室のゲストルームの再構想、再改装、そして新たなインテリアデザインを依頼しました。
1866年にたてられたこの建物はパリの伝統的なオスマニアンスタイル。1919年より
パリのEcole Centrale(国立高等工芸学校)の卒業生の活動の場として利用され、1989年よりホテルやレストラ ンとして使われている歴史のある建物です。
1階にあるサロンの一部、天井の模様は10区にあった昔のオフィスの天井のプリント、同じ柄が床のカーペットにも使われ、鏡の移り込みを生かした落ち着いて
いるけど不思議な空間になっています。
サロンやレセプションの壁いたるところに施されている額を取り外した後のついたトロンプルイユの壁。
エレベーターを出るとショーのバックステージのような真っ黒な廊下に一瞬とまどいます。そしてドアの下からは部屋の明かりが、、、もちろんこれもトロンプルイユで、絶妙なライティング効果に。
真っ黒な部屋のサロンの壁一面に、アートギャラリーの作品が飾られた、スイートルーム
"Le cabinet de curiosité"(好奇心の戸棚)。
ショーケースの中にあるこれらのオブジェは購入可能で、壁も天井もシーツもすべてが黒いこの部屋に宿泊すること自体がアートな経験といえるかも。細部もかなりの凝りようで、カーテンは黒いメンズの背広生地で作られています。
これもスイートルーム " Housse de blanc" (白のカバー)。オブジェ、絵、家具もすべてがメゾンの象徴ともいえる白い布でおおわれたスイートルーム。床のカーペットにはたびブーツの足跡が!
レストランの椅子とテーブルは足が中に浮いたデザイン。朝食は鉄の急須でマリアージュフレールのお茶を。
日本のメンズ雑誌HUGEのインテリア特集号のためにこのホテルで撮影したページ。右側に写ってる廊下は遠近法を逆に使ったプリント効果でシュールレアリスムな空間に。
この廊下を抜けるとアルミニウムを1枚ずつはりつけたシルバーの廊下になります。メゾンではおなじみ、ダイヤモンド型のライト。
今回のモデルになってくれたMatvey Lykov、彼はグッチのキャンペーンにも出てる人気モデルで、気さくな性格の男の子。
オランダ出身のモデル、Iekeilienne Stange、独特なファッションセンスで有名な彼女は1年ほど世界中を旅した後、カムバック。撮影当日は、動物保護や有機野菜のことなどを話してました。
実際に宿泊した人にしかわからないユーモアに富んだ細かいディティールを発見するのも楽しみの一つ。
HOTEL LA MAISON-CHAMPS ELYSEES
8 , Rue Jean Goujon 75008 Paris
http://www.lamaisonchampselysees.com/fr/