五感を刺激するものたちを集めたショップ

東京都渋谷区恵比寿西2の10の7
TEL03-6415-3470
12時〜20時営業
店内に入ると、壁には真っ白い生地のフリルの装飾。ちょっと不思議な感覚を誘われるセレクトショップが、マホーヴィン。ショップの名前も不思議な語感です。
「ファッションとは何だろうと考えたときに、服の色や形や肌触りによって、あるいはフォーマルかカジュアルかによっても着る人の気分って変わりますよね。ハッピーになったり、かしこまったり、ファッションってマジカルだなと思うんです。そういう感じを日本語で表現したかった」と、ディレクターの田中立朗さん。
「ショップでは、今、ヴィンテージも扱っていますが、ヴィンテージも新品の服もあまり区別せずボーダーレスにしたいなという意味も含めて、日本語っぽくて英語っぽくもある単語を探していたら、たまたまマホーヴィンという言葉が浮かび上がってきたんです」
早稲田大学理工学部在学中に文化服装学院へ夜間に通い、両校を卒業後に渡英。セントラルセントマーティンズ美術大学でファッションデザインを専攻。もともとデザイナーを目指していた田中さんが、2006年にマホーヴィンをオープンしたのは、「セントマーティンズで勉強するうちに、自分の好きなブランドを集めて、空間も含めて提案したい。服を作るのも自分のアイディアの一つの提案ではあるけれど、お店というかたちもおもしろい」と思ったのがきっかけ。
「セントマーティンズではアート専攻の学生と交流する機会も多く、服だけではなくて彼らと一緒にお店を演出できたら、と。ファッションは五感で感じるという意味も含めて、体験できるお店というのを作れたらおもしろい。ただ買い物して帰るだけではなくて、非日常というかギャラリーに行く感じで、そういう要素を出したいなと思ったのです」
アイテムのセレクトでは、「かわいさの中にもアイディアというか、おもしろさのあるもの。かわいさとアートっぽさの接点を感じさせるものに魅かれます」という田中さん。かわいいだけじゃ物足りないという女性のためのワードローブが、マホーヴィンの提案です。その視点から着目するのは、例えば、アレキサンダー・ワン。「ニューヨーク・コレクションに出ているブランドで、デザイナーは中国系アメリカ人です。色使いや素材感が新しいというか、アメリカの洗練されたものの中にどこかアジアの遊びが入っていて、フォーマルなようでカジュアルなので、日本人が受け入れやすいと思います」
日本ブランドでは、チーゴというブランドのアクセサリー。
「ロックっぽさと品の良さ、相反するものが混ざるところに魅かれますね」
「海外のブランドと国内のブランドを買い付けていて思うことは、日本の服のクオリティの高さ。価格とのバランスなのですが、この価格でこれだけのクオリティのあるものができるということにすごく感心しますね。ただその一方で、海外では、日本人には思いつかないアイディアというか、予想外のデザインによく出会うのです。だから、僕はそれぞれの良さを尊重してお店を構成していきたいと思っています」





