第120回 『危険なプロット』

危険なプロット

data

『危険なプロット』
監督・脚本: フランソワ・オゾン
原作: フアン・マヨルガ「The Boy in the Last Row」
出演: ファブリス・ルキーニ
クリスティン・スコット・トーマス
エマニュエル・セニエ
ドゥニ・メノーシェ
エルンスト・ウンハウワー
配給: キノフィルムズ

公式サイト:
www.dangerousplot.com/

2012/フランス/105min

10月19日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国ロードショー

photo

映画写真 映画写真

映画写真 映画写真

映画写真 映画写真

映画写真 映画写真

クリックすると画像が拡大されます

高校教師と生徒の作文をめぐって...ユーモアに満ちた異色のサスペンス

高校の国語教師と文才に長けている男子生徒の、作文指導をめぐっておりなされる異色のサスペンスドラマが本作。フランスの鬼才フランソワ・オゾン監督の待望の新作で、個性派俳優ファブリス・ルキーニが主演をつとめています。

物語は、国語教師とクロードという生徒の作文のやりとりが、現実と作文のなかの世界を行ったり来たりしながら展開しますが、教師の人生を狂わせてしまうまさかの危険な展開にまでのぼりつめていくことになります。

ルキーニ演じる国語教師は、かつて作家を志していました。平凡な作文添削にうんざりしながら毎日を送っていたある日、どこか影のある美男子生徒クロードが提出した作文に心をつかまされます。その作文は、クラスメイトとその家族のことを皮肉たっぷりのトーンで描写したもの。国語教師は鋭い人間観察と文才を感じとり、クロードに小説の書き方を個人指導することになったのでした。才能を開花させていくクロードは、クラスメイトの家に通いつめ、美しい母親を観察して次々と「新作」を教師に提出します。教師は、クロードが紡ぎだす物語の虜になり、次なる「新作」を求めて歯車を狂わせていきます。

舞台になっている高校は、制服のある高校という設定に監督があえてしたそうですが、映画のなかの不穏で謎めいた空気を盛りあげる要素の一つになっているようです。魅惑的で破壊的な役どころの高校生クロードは、オゾン監督によってこの役に大抜擢されたという新星エルンスト・ウンハウワーが演じています。作文のなかに出てくるクラスメイトの母親役にはエマニュエル・セニエ、国語教師の妻役にクリスティン・スコット・トーマスが出演しています。ちなみに、オゾン監督の衣裳デザイナーについては、著書「スタイリッシュ・シネマとスケッチ・ノート」でも触れていますが、本作もこれまでのオゾン作品『8人の女たち』『しあわせの雨傘』などと同様に、パスカリーヌ・シャバンヌが担当しています。


text : Aie Shimoguchiya

≪PREV CINEMA | NEXT CINEMA≫

 

LINEで送る

アクセスランキング TOP 3

こちらもオススメ!

TOPページへ戻る

装苑ONLINE high fashion ONLINE 文化出版局 スタイリッシュシネマ ファッション業界お仕事BOOK 文化出版局書籍FB 文化出版局服飾図鑑アプリ 装苑賞 BFGU rooms LINK Antenna Glam