ミルク
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| 『ミルク』 | |
| 監督: | ガス・ヴァン・サント |
| 脚本: | ダスティン・ランス・ブラック |
| 出演: | ショーン・ペン エミール・ハーシュ ジョシュ・ブローリン ジェームズ・フランコ ディエゴ・ルナ |
| 公式サイト: | http://www.milk-movie.jp/ |
2008/アメリカ/128min
4月18日(土)、シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿バルト9他にて全国ロードショー
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ハーヴィー・ミルクは、1977年にカリフォルニア州サンフランシスコ市の市会議員に当選し、米国で初めて、自ら同性愛者であることを明らかにして公職者となった人。しかし、議員就任1年に満たない78年、同僚議員ダン・ホワイトの手によって市庁舎内で射殺され、48歳で人生の幕を閉じました。
映画『ミルク』で描かれるのは、ハーヴィー・ミルクが凶弾に倒れるまでの最後の8年間。72年、ニューヨークで20歳年下の恋人スコットと出会ったミルクはそれまでの職を捨て、スコットを連れてサンフランシスコへ移り住みます。ふたりはアパートの1階に小さなカメラ店を開店。この店を拠点に、スコットや店に集まってきた仲間たちと政治活動をはじめたのでした。
映画の冒頭は、ミルクが殺害される前の晩、アパートのほの暗いキッチンで録音テープに独白を吹き込むというシーン。孤独げな様子を映し出すそのシーンに漂う深いセンチメンタリズムのような、物静かで感傷的なその雰囲気。それは映画全体を包み込むベールのように尾を引いていきます。
『ミルク』は、単なる伝記映画という枠を超え、もっと深い部分で震撼できる映画、観終わった後にいいようのないセンチメンタルな余韻を残してくれるような映画です。そこには監督ガス・ヴァン・サントがミルクという人物を政治家としてというよりも、純粋に、自分が共感するひとりの人間の"生"として描き出そうとする強い想いが溢れています。また、ミルクをこれ以上にないほど魅力的に演じきっているショーン・ペンも、脇を固める俳優たちの存在感も、あらゆる要素が絶妙に絡み合い、あの時代の空気がスクリーンに生々しく立ち現れてくるのです。
登場人物たちの70年代ファッション。ヘアスタイルやめがねのデザインに顕著に現れたいかにもそれらしい時代らしさ。それもまた私たちにあの時代を追体験させてくれます。衣装デザインを担当したのは『トランスアメリカ』のダニー・グリッカー、ヘア・スタイリストは『幸せのポートレイト』のマイケル・ホワイトです。










