第119回 『パッション』

パッション

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『パッション』
監督・脚本:
ブライアン・デ・パルマ
出演: レイチェル・マクアダムス
ノオミ・ラパス
カロリーネ・ヘルフルト
ポール・アンダーソン

公式サイト:
www.passion-movie.jp/#footer

2012/フランス、ドイツ/101min

10月4日よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国ロードショー

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ビート文学の金字塔、ジャック・ケルアックの小説を映画化。青春ロードムービー

サスペンスの魔術師、ブライアン・デ・パルマ監督のスリリングな新作。女性のキャリア争いをテーマにした内容で、クライム・スリラーから、ミステリーへと変貌していくドラマ。若くして広告会社の重役にのぼりつめた才色兼備の女性と、彼女の従順で有能な部下だった女性。ふたりの危険なパワーゲームが激化し、おそろしい殺人へと発展してしまいます。デ・パルマ監督22年ぶりのサスペンス・スリラーで、真骨頂ともいわれる話題の作品です。

ブロンド髪の華麗なルックスのクリスティーン(レイチェル・マクアダムス)は、出世のためなら手段を選ばない貪欲さと、色気を武器にしている魔性の女性。いっぽうイザベル(ノオミ・ラパス)は、黒づくめの服という目立たない外見ながら大胆な発想力と行動力を内に秘め、憧れの上司クリスティーンとチームを組むことになった彼女は、忠誠を尽くしていました。しかし、ふたりの良好な関係に翳りが差していきます。クリスティーンが大事なプレゼンで欺いたことを発端に、イザベルも反撃をはじめ、職場は次第に殺意に満ちた泥沼へ。そして、ある日、起こってしまう残忍なクリスティーン殺しの事件。容疑は真っ先にイザベルにかけられ、イザベルは朦朧とした意識のなかで犯行を認めてしまうのですが......。

デ・パルマ監督が仕掛ける幻惑の罠、デスマスクを連想させる仮面といった小道具や、睡眠薬による悪夢的な幻覚や、謎めいたバレエのシークエンスが、事件の真相を解く暗号かのように錯綜します。

サスペンスの魔術師とも、ヒッチコックの後継者とも形容されることがあるデ・パルマ監督ですが、『アンタッチャブル』『ミッション:インポッシブル』といった娯楽大作でも知られているいっぽうで、70年代~80年代前半の作品『キャリー』『殺しのドレス』『ミッドナイトクロス』などはカルト的人気があります。本作のなかに過去作品を彷彿させるシーンもあり、見くらべてみる楽しみ方もできそうです。


text : Aie Shimoguchiya

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