第105回 『ベルトルッチの分身』

ベルナルド・ベルトルッチ

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『ベルトルッチの分身』
監督・脚本: ベルナルド・ベルトルッチ
出演: ピエール・クレマンティ
ティナ・オーモン
ステファニア・サンドレッリ
1968/イタリア/109min

公式サイト:
http://www.zaziefilms.com/bunshin/

3月9日より、シアター・イメージフォーラム他全国順次公開
同時上映作品:『殺し』『革命前夜』

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ベルナルド・ベルトルッチ幻の作品が初上映

update : 2013.02.25

『ラストタンゴ・イン・パリ』や『ラストエンペラー』などの作品で知られるイタリア映画界の巨匠ベルナルド・ベルトルッチ。監督歴50周年となる今年、いくつかの作品の公開が予定されています。その先陣を切る本作『ベルトルッチの分身』は、45年前に制作された映画。日本では、今回が初公開です。

人類の月面着陸や、ベトナム戦争や、アメリカのヒッピームーブメント、フランスでは5月革命が起こった激動の1968年という年に制作された本作は、これまで日本で未公開、ソフト化もされてこなかったため幻の作品でした。「分身」は、ドストエフスキーの同名小説が原作。ベルトルッチ流のユーモアと、シュールな感覚が投入され、主人公の青年とその分身の世界が表現されます。

ピエール・クレマンティ演じる主人公のジャコブは、ある夜、ピアノを弾いている若い男をピストルで撃ち殺してしまったことを発端に、真面目な青年としての本来の自分と、横暴な殺人者という両極端の人格に引き裂かれていくことに......

黄色いパイプベッドやトロンプルイユの椅子が置かれた異次元のような部屋で、主人公と分身によって交わされる奇妙な会話。洗剤で泡まみれになる不思議な女の登場シーンや、ベトナム戦争への言及がくみとれるシーンも挿入されます。

ベルトルッチ作品における初のカラー作品ともなった本作は、物語の重々しいテーマとは対照的なカラフルな色づかい、アクセントとなる音の演出も特徴的です。音楽は『ニュー・シネマ・パラダイス』の作曲で知られるエンリオ・モリコーネが手がけています。

本作の公開と同時に、同じくベルトルッチの初期作品、『殺し』と『革命前夜』も同時上映されます。そして来るゴールデンウィークの時期には、最新作『孤独な天使たち』も公開が控えています。

text : Aie Shimoguchiya

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