デザイナーズレシピでは、fashionjp.net に寄せられる質問・疑問の中からテーマを選び、活躍中の先輩クリエイターにインタビューしていきます。「こういった場合、実際どうやってるの?」という日々のギモン大募集!ページ下の質問・疑問ボタンよりお送り下さい。
今回のギモン:
好きなものを、イメージが思いつくままに作品を作っていますが、統一感がありません。どのようにすれば、ぶれずに「ブランド」として確立することができるでしょうか?
好きなものを、イメージが思いつくままに作品を作っていますが、統一感がありません。どのようにすれば、ぶれずに「ブランド」として確立することができるでしょうか?
ブランド名:BBCCCMDX / 主な商品:Tシャツ の場合



ブランドコンセプト誕生までの流れを教えてください
高校生のころ、乗っていたバイクに落書きしていました。なんとなく描いたバイクの落書きに友人が一喜一憂するのを見て、ビジュアルコミュニケーションの楽しさを知り、絵を描くことの意味を見出しました。その考え方は専門学校でより深いものとなりましたが、"自分の絵を描くことはお金になるのか?"という疑問もありました。活動の方向性を模索している中で、BBCCCMDXが誕生する瞬間がありました。それは、専門学校卒間近のある日、表参道で絵を売っていたとき、インディーズバンドからフライヤーとチラシの作製依頼をもらった瞬間です。自分は絵を売りたいのではなく、自分自身にしかかけない絵を売りたいのだと気づいた瞬間、現在のブランドコンセプトである"ロックテイストのメイド・イン・ジャパン・モダニズム"という自分の絵を体現する言葉が出てきました。
ブランドコンセプトを決めることがブランドとしての始まりだったのですか?
私は絵描きです。ブランドコンセプトとは程遠い場所で、クリエイション活動を行ってきたため、Tシャツブランドを作る際に"ブランドコンセプトとは何か?"というところからのスタートでした。"ロックテイストのメイド・イン・ジャパン・モダニズム"というブランドコンセプトは、絵描きとしての作品が元来の姿を保ったまま、どのように様々な媒体へ転換できるかということを考えた上での答えでした。つまり、BBCCCMDXは絵をTシャツに載せるだけではないし、Tシャツのデザインを描くだけでもないブランドなのです。
販売方法にもそのコンセプトが影響していますね
ブランドの販売方法も従来の形ではなく、まず絵を見てもらうというこだわりをもっています。販売先を選ぶ際は、ブランドと販売先のコンセプトやビジュアルがマッチしているかという点が重要ですが、店側のコンセプトなどを支える考え方には"絵"への理解があると考えています。そのため販売先へのご挨拶には絵しか持って行きません。最初はバイヤーさんも驚かれますが、ブランドの活動がどのように行われているか、ブランドコンセプトの意味を理解いただけたとき、最良の関係が築けると考えています。
カラーコンセプトはありますか?
コンセプトカラーは黒です。Tシャツデザインを考える際には必ず直接PC作業からスタートするのではなく、ペンと紙を使って絵を描くことを重視しています。これはペンを握る緊張感がないとBBCCCMDXの線を引けないため、また、ペンで絵を描くことが自分のアイデンティティーであると考えているためです。BBCCCMDXのコンセプトカラーが黒なのは、この作業の際に使うペンがすべて黒インクのみで描かれているからです。






