パリ・オペラ座の元エトワール、マリ=クロード・ピエトラガラが、3Dのバーチャル世界で踊る「Mr & Mrs Dream」

今年6月、フランスの3Dエクスペリエンス企業ダッソー・システムズとピエトラガラ-ドゥルオ カンパニーとの共同製作スペクタクル「Mr & Mrs Dream」のプレミアム公演がパリで行われた。これは、マリ=クロード・ピエトラガラとジュリアン・ドゥルオがフランスの不条理演劇を代表する劇作家、ウジェーヌ・イヨネスコからインスパイアされ創作したコンテンポラリーダンスである。舞台は、ダッソー・システムズが特別に設計した3Dのバーチャル世界だが、観覧には特別な眼鏡などは必要ない。

物語は、一組の夫婦の時空への旅で、イヨネスコの戯曲の言葉に沿って展開していく。幕が上がると舞台には、シャンデリアが下がり、本棚が置かれ部屋の窓からは美しい眺めが広がるが、一瞬で全てが消え去る。花が咲き乱れ、文字が踊りだし、小惑星の隕石が飛び回るなど、舞台は次々に早変わりをするのだが、実は3つの黒い壁があるだけなのだ。最新のバーチャルリアリティ技術が、瞬時に全く違う世界を舞台上に作り出し、ダンサー二人は最新テクノロジーと一糸乱れずに踊っていくのである。

200平米の広さの舞台があれば、このシステムを使用することができ、予算や技術的な問題で実現できなかったシーンを作ることが可能となったのだ。舞台装置革命だと言えるだろう。

「真理は私達の夢の中にあるのです。− 我々の全ての夢、望みは現実となり達成します。− イカロスの神話は飛行機が発明される前になぜあったのか。人間が飛ぶことを夢見ていたからです。− 我々が夢見ることは全て現実になります。− 大きな変革をもたらすのは、夢を見る人、考える人、科学者です。世界を変えるのは、こうした人たちです。」と、ウジェーヌ・イヨネスコは語っている。

是非、この動画でバーチャルリアリティ・シミュレーションシステムとは何かを確認してもらいたい。この無限の可能性を持ったシステムは既に色々な産業で功績を上げているが、芸術とのコラボレーションで、次にどんな夢を見せてくれるのかが楽しみだ。

パリ公演は2014年3月から。

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