2012年2月アーカイブ

12/02/29 Wed 08:17

2012-'13秋冬パリ・コレクションが昨日開幕しました。

公式スケジュールは9日間。多い日では12のショーが組み込まれ、90以上のショーが行なわれます。

今回は初参加のデザイナーが目立ち、初日の昨日は半数以上が若手で、見応えのあるコレクションが披露されました。

その中から、注目株のセドリック・シャルリエをご紹介します




会場となったのは、3区にあるリセ。この時期のパリ・コレクションは、
学校が冬休みに入っているので、校舎が使われることが多いのです。
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2枚の四角い銅板が敷かれた会場。この周りをモデルが歩きます。
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柔らかそうなレザーのルック。コレクションは、全般的にミニマルな
シルエットですが、フューチュリスティックな雰囲気も漂わせています。
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会場のデコレーションからもわかるように、コッパー色が
キーカラーになっていました。写真ではよく見えませんが、
眉や耳もコッパー色に塗られています。コッパーのジップも
多用され、前から見るとシンプルなドレスも背中のジップが
アクセントになっているなど、モダンな仕上がり。
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黒や紺のダークな色が続いた後、絵具のパレットのような
カラフルなドレスが登場。鮮やかなブルーのニットも印象的でした。
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デザイナーのセドリック・シャルリエ。自身のブランドでは
初参加ですが、以前キャシャレルのクリエーティブ・ディレクター
務めていました。2010年春夏から、わずか4シーズンという短い期間
でしたが、地元プレスの評判はよく、惜しまれつつ去っていっ
という経緯があります。初ショーには大きな期待が寄せられ、
それに応えた彼に、大きな拍手が送られました。
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texte et photos / B.P.B. Paris


12/02/18 Sat 23:51

フランスを代表するモード美術館「ミュゼ・ガリエラ」の2つの企画展、『コム デ ギャルソン、ホワイトドラマ』と『クリストバル・バレンシアガ、モードのコレクター』が、4月13日から10月7日までパリで同時に開催されます。




『コム デ ギャルソン、ホワイトドラマ』
Comme des Garçons White Drama

「ホワイトドラマ」をテーマにした2012年春夏コレクションが展示されます。ほとんどが白一色で、両腕をリボンで結ばれた花嫁のようなファーストルックが衝撃を与えた作品です。空間デザインを担当するのは、川久保玲さん自身。ショーピースを間近でじっくり鑑賞できるまたとないチャンスです。


02A COMME DES G.jpgのサムネール画像

Galliera hors les murs aux Docks - cité de la Mode et du Design

COMME des GARÇONS White Drama


COMME des GARÇONS, Printemps-Eté 2012.

© Comme des Garçons / Jean-François José





『クリストバル・バレンシアガ、モードのコレクター』
Cristobal Balenciaga, collectionneur de modes

ムッシュ・バレンシアガの没40年を記念し、偉大なクチュリエだった彼が収集した服飾品を披露。彼の遺族から美術館に寄贈された、18世紀のドレス、コルセット、闘牛の衣装、刺繍サンプル、飾り紐など、60点以上の品々が展示されるそうです。また、興味深いのは、その横にムッシュがデザインしたオートクチュールのドレスやコートも置かれるということ。メゾン・バレンシアガと美術館の所蔵の中から約40点が出展されます。現在もなおデザイナーたちに影響を与え続けるクチュリエのインスピレーション源を是非見てみたいものです。


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Galliera hors les murs aux Docks - cité de la Mode et du Design

Cristobal Balenciaga, collectionneur de modes


Collection privée Cristobal Balenciaga

Collet, vers 1895.

Taffetas noir surpiqué crème.

© Eric Emo / Galliera / Roger-Viollet





「ミュゼ・ガリエラ」は、2013年春のリニューアルオープンに向け改装工事中なので、会場はパリの左岸に建てられた新しいランドマーク「Les Docks - モードとデザインの都市」となります。

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昨年美術館のディレクターに就任したオリヴィエ・サヤール氏は、装飾美術館でも数々のモード展を成功させた名キュレーターで、就任最初の企画展ではマダム・グレを取りあげ大好評をおさめました。今回も期待大です。




2012年4月13日から10月7日まで。


Galliera hors les murs aux Docks - cité de la mode et du Design 
34 quai d'Austerlitz
75013 Paris
tel.+33 (0)1 76 77 25 30

10時〜18時
月曜、祭日休み
料金(2つの展覧会にアクセスできます):
6ユーロ、14歳〜26歳は3ユーロ




texte / B.P.B. Paris





12/02/09 Thu 00:55


ファッションデザイナーの登竜門として知られるイエール国際フェスティバルから、ニュースが届きました。



27回目を迎える今年のフェスティバルで、ファッションコンクール部門の審査委員長を務めるのは、山本耀司さんです。そして、彼の呼びかけで集まったその他の審査員が、またすごい顔ぶれなんです。マガジン「i-D」の創立者テリー・ジョーンズ、エルメス「petit h」アートディレクターのパスカル・ミュサール、パリのモード博物館「ミュゼ・ガリエラ」ディレクターのオリヴィエ・サヤール、大御所フォトグラファーのパオロ・ロベルシなど、錚々たる名前が並んでいます。



審査員リストはこちら。


Marc Ascoli, artistic director, Paris

Alan Bilzerian, founder and director of the boutique

Alan Bilzerian, Boston

Terry Jones, founder of ID, London

Pascale Mussard, artistic director for "Petit h", Paris

Olivier Saillard, director of the Musée Galliera, Paris

Jules Wright, director of the galleries The Wapping Project and The Wapping Project Bankside, London

Paolo Roversi, photographer, Paris





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左から、Jean-Pierre Blanc, Terry Jones, Jules Wright, Marc Ascoli, 

Alan Bilzerian, 山本耀司, Pascale Mussard, Olivier Saillard, Paolo Roversi




フェスティバルの産みの親でディレクターのジャンピエール・ブランさん(左)と山本耀司さんは、昨年10月にフランスの芸術文化勲章を揃って受章した経緯があります。もしかしたら、そのことがきっかけとなり、今回の話に発展していったのかもしれませんね。その時の模様を装苑ONLINEでご紹介していますので、こちらもご覧ください。http://fashionjp.net/soen/fashion/news/yohjiyamamoto111004/




審査員たちは今年の1月22日にパリに集まり、一次審査を通過した56人(組)の候補者の中から、ファイナリストを選びました。今回は26か国から290の応募があったそうです。



それでは、その難関を勝ち抜いた10作品をご紹介します。






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Jasmina Barshovi, Switzerland, Men collection




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Narelle Dore, Australia, Women collection




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Daniel Hurlin, France, Men collection




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Ragne Kikas, Estonia, Women collection




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Elina Laitinen, Siiri Raasakka & Tiia Siren, Finland, Men collection




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Maxime Rappaz, Switzerland, Women collection




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Paula Selby Avellaneda, Argentina, Women collection




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Lucas Sponchiado, Belgium, Women collection




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Steven Tai, Canada, Women collection




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Kim Wilkins, United Kingdom, Men collection




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この時点での審査材料はポートフォリオと作品1体だけ





残念ながら日本人はいませんが、国際色豊かな候補者が揃いました。最終審査は南仏イエールのフェスティバルで行なわれます。


このほか、フォトグラファー部門のコンクールもあり、耀司さんや新進アーティストのエキジビションが開催されるなど、イベントが盛り沢山。


追って結果をお知らせしますので、お楽しみに。




期間:2012年4月27日から30日

villa Noailles

Montée Noailles 83400 Hyères 

Tel : +33 (0)4 98 08 01 98 

www.villanoailles-hyeres.com


Photographies © René Habermacher, 2012




texte / B.P.B. Paris








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