2011年11月アーカイブ

11/11/29 Tue 22:13
第8回目を迎えたユニセフのキャンペーン「Frimousses de Créateurs (クリエーターたちの顔)」のプレス発表会が昨晩プチ・パレで開催されました。

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このキャンペーンは、毎年有名ファッションブランドやアーティストが参加し、彼らによって創作された人形がオークションにかけられ、その収益金をスーダン西部ダルフール地方の子供たちの予防接種に役立てるというもの。収益金は回を重ねるごとに増えていて、昨年は286,500ユーロに達したそうです。

写真3.jpg

今年は、シャネル、クリスチャン ディオール、ルイ・ヴィトン、ジバンシィ、プラダ、ドルチェ&ガッバーナ、グッチ、ジョルジオ アルマーニ、イッセイミヤケなど、ファッション界の蒼々たるメゾンをはじめ、若手デザイナーや新進気鋭アーティストが参加。提供された90体近くの人形は今日から12月4日までプチ・パレで展示され、12月13日にDrouotでオークションが開かれます。


ルイ・ヴィトン
秋冬コレクションで最後に登場したケイト・モスが着ていたものと
お揃いのルックです。
写真4.JPG

ミュウミュウ
こちらも秋冬コレクションの中のルックそのまま。
サングラスやヘアスタイルまで同じです。
写真14.JPG

ジバンシィ
秋冬オートクチュール・コレクションと同じく、ジッパー、羽根、ラインストーンが
アクセントになったドレスを着ています。
写真10.JPG

ジャンポール  ゴルチエ
一目でゴルチエの作品だとわかりますね。
写真12.JPG

ピエール・エルメ
パティシエ界の大御所も参加。
写真8.JPG

マーク・アントワン・バロワ
メンズのクチュール服を作る若手デザイナーです。
蝶をイメージした人形のコスチュームはシルクでできているそう。
なんともいえない、ほのぼのとした顔に惹きつけられました。
写真.JPG

Petit Palais, Musées de Beaux Arts de la Ville de Paris:

Avenue Winston Churchill - Paris 8e

www.frimoussesdecreateurs.fr






texte et photos / M.M





11/11/21 Mon 23:37
1891年創立のフランスの靴の老舗"J.M.WESTON ジェイエムウエストン"は、今年120周年を迎え、記念イベントが続いています。

限定モデル「カントリー・クラブ」の発表、
"KITSUNE"とのコラボレーション、
グラフィック・アーティスト、ル・バロン・ド・パリのオーナー、アンドレと映像作品"The Shoe"の制作、
若い職人を育てる基金の設立、
フランス人の作家ディディエ・ヴァン・コーヴラール氏による"J.M.WESTON"をテーマにした書き下ろし小説の発表、等々です。

11月17日には、パリの本社で120周年記念プレステージ・イベントが行なわれました。

イベントでは、コーヴラール氏が描いた小説をモチーフとした空間や
"J.M.WESTON"の職人技をテーマにした空間を再現。
IMG_7731 1.jpeg定番中の定番「ローファー」
1960年代の若者は、父親の優雅さのシンボル「ローファー」をジーンズに素足で履き、"反抗"のシンボルにしたのだとか。
IMG_7733 1.jpegパリ本社の中庭に「120」の文字。
IMG_7724 1.jpeg使い込まれた道具の展示、
IMG_7737 1.jpeg靴を作る行程の映像、
IMG_7744 1.jpeg無数の釘、
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見るからに上質な革、
IMG_7746 1.jpeg今にも職人の声が聞こえてきそうです。

招待者にはフランス大統領をエスコートする近衛騎兵連隊の方々も。
彼らの足下を守るのもJ.M.WESTONの靴なのです。
IMG_7766.jpgこちらが小説「J.M.WESTON」。
IMG_7768 1.jpegコーヴラール氏のサイン会もありました。
IMG_7760 1.jpeg
何にか「一言」書いて頂けるとのことでしたので、
「東日本大震災の被災者の方々への言葉」をお願いしました。
IMG_7769 1.jpeg『いくつもの苦しみから立ち上がろうとしている力強い日本の皆様へ、このフランスの夢の話を贈ります。
更なる希望が紡ぐまれていくことを願って。』

友情をこめて
ディディエ・ヴァン・コーヴラール




200以上の工程の一つ一つを職人が手仕事で作っていく"J.M.WESTON"の靴。
きっとこの後、100年も、200年も、履き続けられていくのでしょうね。




Texte/C.H




















11/11/11 Fri 01:30
今日、11月11日から服飾芸術美術館 Les Arts Décoratifs で、
ジャン=ポール・グードの初めての回顧展「グードマリオン GOUDEMALION」が始まりました。

フランス人のグードは写真家であり、芸術監督であり、イラストレーターであり、広告フィルムのディレクターであり、パパブッシュも招待されたフランス革命200年祭などという、国家の祭りの演出家であり、、、そう、いくつもの顔を持った人。

その40年分のお仕事を見せますというのが、今回の展覧会なのです。

では、先ずその一部を動画でお楽しみ下さい。




エキジビションの題名「グードマリオン」とは造語で、
彼の名前の「グード」とギリシャ神話に登場する「ピーグマリオン」を合成したもの。

ピーグマリオンは現実女性に失望し、理想の女性を彫刻で創作するのですが、
その象を見ているうちに彼女が服を纏っていない事を恥ずかしくなり、ついには恋をしてしまうのです。
彼女に話しかけ、食事を準備し、いつしか人間になることを夢見ます。
その一途な姿を見て美の女神アフロディーテが彼女を人間にしましたとさぁ。。。。めでたし、めでたし。

つまり、グードと作品を共に創った、彼のミューズとの関係をさした言葉が「グードマリオン」です。
彼の有名なミューズの一人がグレース・ジョーンズ。
まだ、デジタル加工が登場する前に、何枚もの写真を撮り、パーツ、パーツに切り分け、貼付け、
色を塗ったり、ねじったり、ボディーを唐草模様にしたりと、実験を重ねて、作品に仕上げていきました。

「デジタル万歳!」という彼の言葉がプレス資料にもありました。
デジタル映像のお陰で、20年、30年前と比較にならないほど、制作が楽になったそうです。

しかし、残念ながら彼のセンスまではソフトで売ってはいないですよね。。。。

動画を御覧になり、おわかりの様に、もちろん彼のことですから、単に作品を並べてるだけの展示なんて、ありえません。

それは、それはたくさんの仕掛けがあり、
見終わった後にはディズニーランドの帰りのような浮き、浮き気分になっちゃいますよ。

もう、絶対お勧めですので、お出かけ下さい。


Les Arts Décoratifs
107 rue de Rivoli 75001 Paris

Tél. : 01 44 55 57 50

開館日:火曜〜日曜(11時〜18時、但し木曜のみ21時まで)
閉館日:月曜
入館料:9ユーロ




Texte / C.H



















11/11/07 Mon 19:41
11月5日、イヴ・サンローランのミューズであり、
メゾン イヴ・サンローラン、オートクチュールコレクションにおいて、
ジュエリーと帽子のデザインを30年間担当したルル(ルル・ド・ラ・ファレーズ)が亡くなりました。
63歳の、あまりにも早い旅立ちです。

セレモニーは11月10日、
イヴ・サンローラン財団によりパリのサン・ロック教会で10時より執り行われます。

モデルとして、ジュエリーデザイナーとして、
華やかな、目が眩むくらいに華やかなパリのモード界を駆け抜けた彼女。

どうぞ、安らかにお眠り下さい。

さようなら、ルル - Adieu Loulou.





11/11/05 Sat 01:20
フェリペ・オリヴェイラ・バティスタ、デザインのラコステの新作バックが発表されました。
Cathy_bags_droits_r_serv_s.jpgラコステの創立者ルネ・ラコステの娘カトリーヌ・ラコステはアマチュア選手として唯一、
全米オープンゴルフで優勝(1967年)をした人です。

その彼女の使っていたゴルフバックからインスパイアされたのがこのバックのデザイン。
769A81.jpgなるほど、よく見るとゴルフバックのモチーフですね。
色は他に黒、
769A6B.jpg白、
769A6F.jpgブルーなど、カラフルです。
769A71.jpgフランスでは来年3月春に発売予定。

文化服装学院のデザイナーズセミナーで、「僕は作品が売れないのを不況のせいなんかにはしない。不況は皆に同時に襲って来るものだからね。」という名言を吐いたフェリペ。

その言葉通りに、セミナー後にラコステ、クリエィテブデザイナーに就任。
着実に、自身のブランドとラコステでの責任を果たしている彼に、まだまだ、目が離せません。



Texte / C.H







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私たちは文化出版局の発行している雑誌、装苑、ミセスの取材や情報提供などの仕事をはじめとして、文化服装学院、文化学園大学、文化学園大学短期大学部、文化ファッション大学院大学とフランスの色々な機関との交流のお手伝いをしております。

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