2011年10月アーカイブ

11/10/18 Tue 23:49
2008年に創立されたエルメス財団。
その発足と同時に始まった"PRIX ÉMILE HERMÈS エミール・エルメス賞"は、
デザイン分野で活躍する40歳以下の若いデザイナーを対象としたデザインコンクールです。

IMG_7671.jpg
3年に一度開かれる、このコンクールは「オブジェの機能面、デザインの革新」「環境保護への配慮」を重視。
2回目となる、2011年の作品テーマは「Heat, Me-Heat, Re-Heat - 熱する、暖まる、温め直す」。
前回の初回はヨーロッパのみの公募でしたが、今回は2010年9月に全世界へ応募が呼びかけられました。

そして本日、10月18日にグランプリが発表されました。

では、受賞者と作品をご紹介しましょう。

第3位-賞金15000ユーロ(約150万円)。
IMG_7707.jpg受賞者はスエーデン人のjarl Fernaes、作品名Ecojoe Stove
非常に効率の良いストーブで、頭の部分では調理ができ、再生可能な固体燃料を使い、森林破壊や汚染に考慮した作品。

今回、審査委員長を努められた伊藤 豊雄氏に「今直ぐにもこの作品を商品化して、日本の被災地に届けたい」、との言葉を頂いた作品です。


第2位-賞金25000ユーロ(約250万円)。
IMG_7705.jpg受賞者はドイツ人の二人組で、Daniel Abendroth とAndreas Meinhardt、作品名H-AGENT。
単なる黒い箱? に見えますが、自動的に暖かいところへ行き、熱を貯め、また自動で温度の低いところを見つけて移動し、その場所を温めるのだそうです???
魔法の箱だぁ!


今回は審査員特別賞が急遽設けられ、受賞作品がこちらです。
IMG_7710.jpg
受賞者はイタリア人とイラン人の二人組、Mohsen Saleh & Abdolnasser Taghavi、
作品名はMention Spéciale LIGHT FARM。
ソーラシステムの最新版で、使われている特殊レンズの効果で電気の40%、暖房の60%のカバーが可能になるそうです。。。


第1位-賞金50000ユーロ(約500万円)。
IMG_h7701.jpg受賞者はフランス人の3人組、Arnaud Le Cat, Esther Bacot & Luther Quenum、
作品名SHELVED COOKING。
普通のテーブルのように見えますが、オレンジと緑のカバーの下には低エネルギーで調理できるシステムがあり、そのまま保温もできます。
日本のいろりに似た発想ですね。

デザインのコンクールですが、、、、ハイテクに走っている様な感じがして、今回の審査委員長を努められた建築家 伊藤 豊雄氏に伺いました。

「もちろんエルメスという名前を選考時に意識しました。
実は、今回初めてエルメスの工房や会社を訪問させて頂き、
なぜ、あの価格なのかがわかりましたよ。商品ですが、デザイナー、職人の方々の技術が昇華した作品であり、且つ、使うことが前提なのです。ならば、このコンクールも直ぐに人が使えることが大切な選考の要素だったのです。」とのコメントを頂きました。

なるほど、デザインはもちろん、実用性も重視でしたね。

さて、秋深まるこの頃、今回のテーマと同様に人の心も「熱する、暖まる、温め直す」でいきたいですね。


PRIX ÉMILE HERMÈSのサイトでさらに詳しく作品の紹介が行なわれてます。




Texte/C.H











11/10/17 Mon 02:31
先週末の10月15日と16日、LVMHグループから特別なプレゼントがありました。
殆ど公開される事がないグループの中の25のアトリエやサロン、カーブが一般公開されたのです。
IMG_7662.jpgクリスチャン・ディオールのオートクチュールサロン、ルイ・ヴィトン美術館とアトリエなどは、誰もが一度は覗いてみたいところですよね。
そんなお望みを叶えますと扉を開いたLVMHグループ。

パリ以外にもHennessyやDom Pérignonなどのカーブ、
イタリアのルイ・ヴィトンの靴やEmilio Pucciの絵付けの工房、Fendiのアトリエなども公開されました。

では、行かせて頂きました「Guerlain ゲラン」の扉の向こうの様子をご紹介。
(ただし、撮影は禁止でした。)

場所はシャンゼリゼ通りにありますMaison Guerlin、普段は一階がショップで2階、3階がスパになっています。
会場では1828年に創立されたゲランの歴代の商品の展示。
1900年代初期の素敵な香水瓶を見ながら、創立者で科学者であったピエール・フランソワ・パスカル・ゲランのお話や会社の歴史をゲラン本社の方から聞き、
工場のスタッフからは口紅の原料や形を見ながら、どうやって作られるかの説明を受けました。

ゲランの全ての香水に付けられている瓶と蓋を結ぶ紐の取り付けデモンストレーションは、
手並みの良さに感心しました。
IMG_7667.jpgはい、こちらが完成品です。
IMG_7670.jpgのサムネール画像デモンストレーションをされたのは、いつもアトリエで作業をされている方々なのですが、
全スタッフは4人だけ、忙しい時の手伝いがあと3人。
その方々だけで、全世界にあるゲランの全ての香水瓶と蓋が結ばれているのです。。。
一人の方が結べるのは1時間に17個だとか。
まぁ、そんなものかなぁ、とも思い、よくその人数でと妙に感心しました。

「フランス人ならば、家族や親戚の誰かはゲランの製品を使っています。香水、口紅、ファンデーション、クリームなどをね。会社は私の誇りです。今回は説明をするチャンスが貰えて、とても楽しいです。」と、スタッフの方。

LVMHグループの職人の技術を広く一般にも紹介したいと開かれた今回の扉。
できれば、来年も、もっと多くのメゾンの職人技を見てみたいものです。





















11/10/10 Mon 22:55
Willy Maywald ウイリー・メイワルド(1907-1985)をご存知ですか?
ムッシュ・クリスチャン・ディオールに見初められ、メゾンの専属カメラマンとして活躍した方です。

彼の何とも気品溢れる、エレガントな写真が満載の写真集が出版されました。
_MG_0528.jpg
この詳しい情報は下記サイトからhigh fashion Onlineへ飛んで、御覧下さい。
http://fashionjp.net/highfashiononline/hf_selected/book/willymaywald111017.html



11/10/08 Sat 04:07
今年8月にパリで行なわれた「世界柔道 パリ 2011」、

フランスの試合結果は、男女団体戦 金!、男子100kg越級 金!、女子78kg級 金!
そう、フランスは柔道がとても強いのです。

その秘密は、最近、我が家の郵便箱に入っていたこのチラシにあり。
IMG_7518.jpg"仕事の後の柔道の喜び!" と、うたった、柔道のクラブの勧誘チラシです。

学校の体育の授業で男子、女子共に柔道が選択出来る国ですし、
仕事に就いても柔道を続けている方々も多いので、強いはずです。

逆になぜ日本は日本の武道を学校の授業に取り入れないのでしょうか?
疑問です。

楽しんでやっている方が多いフランス、
「好きこそ物の上手なれ」、楽しむから、喜びが生まれ、情熱が生まれ、結果を生み出すのだと思います。




Texte / C.H












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