2009年3月アーカイブ

09/03/31 Tue 00:52
日本はもちろん、フランスにも多くのファンを持つ、
英国ブランド、マーガレット・ハウエルのショップが遂にパリにオープンしました。

場所はパリ8区にあるマドレーヌ広場、
マドレーヌ寺院を中心にフォーションやエディアールなどの高級食料品店や星付きのレストランが並んでいます。
少し歩くと高級ブティックが軒を連ねるフォーブル・サントノーレやオペラとバレエの殿堂オペラ・ガルニエがあり、パリの素敵がギューっと集まったエリアです。

マーガレットのショップは通りから少し入った中庭に面して、静かにお客様を待っていました。
Paris_exterior.jpg
ショップのデザインを担当したのは世界的な建築家ウィリアム・ラッセル。
天井にある明かり取りの丸いガラスから柔らかい自然光が差し込み、
置かれているテーブルや椅子は、マーガレットのご両親が使っていたアールコール社の家具の復刻版です。
店内では親しい友人のお家にお招きを受けたようなゆっくりとした気持ちになれます。
Paris_interior_lo.jpg1970年にメンズシャツを発表して以来、一貫して彼女は長い愛用に応えられる服を作り続けて来ました。
ショップで販売している彼女自身が選んだ食器やインテリアも同様で、使い込むほどに味が出るものばかりです。
Paris_interior2_lo.jpg
1998年、ロンドンの仕立て屋(テーラー)が多く店を構えるサヴィル・ロウ
注文する人も作り手も完全なる男性社会に女性デザイナーとして初めてメンズのショップをオープンさせたり、
チャリティーサポートや芸術家支援への興味も深いマーガレット。

パリのブティクではどんな新たなる試みを見せてくれるのか、とても楽しみです。


MARGARET HOWELL
6,PLACE DE LA MADELEINE
75008 PARIS
Tél : +33 (0)1 42 61 90 00
営業時間 : 月曜〜土曜 10時〜19時
定休日 :日曜、フランスの祭日

ANGLOBAL  Tokyo Tel: 03-5467-7870

Texte / C

09/03/25 Wed 05:41
150年の歴史を持つダウンジャケットと羽毛布団の専門メーカー「ピレネックス」。

スキー場では大活躍の「ピレネックス」のダウンジャケットも街のなかではねぇ、、、との声がありました。

そこで、デザインを一新すべく白羽の矢が当たったのがアレクシー・マビーユ。
去年の文化服装学院ヨーロッパ研修で講演もして下さった、今注目の若手デザイナーです。

3月24日にプレス発表会が行われましたのでご報告します。

場所は16区、トロカデロ広場近くの高級アパルトマン。
IMG_7895 1.jpg

アレクシー・マビーユ 31歳、
自分のメゾンを立ち上げる前はディオールでアクセサリーのデザインをしていました。
そのときに社内で唯一、
ジョン・ガリアーノとエディ・スリマンの仕事を同時に担当することが出来たという凄い方。
IMG_7862.jpg
発表されたのは全てユニセックスの20点。
IMG_7876 1.jpgIMG_7880 1.jpgIMG_7881 1.jpg

1970年代のロゴをモチーフにしたベスト。
IMG_7890 1.jpgのサムネール画像
モデルへの着付けもアレクシー自身が担当するので、
彼のイメージが伝わります。
IMG_7892 のコピー.jpg

雪の結晶のようなゴールドのスパンコールを散りばめたダウンジャケット。ジッパーのヘッドにはスワロフスキーのクリスタルがアクセントに使われています。
IMG_7914 1.jpg
ロゴも可愛いですね。
IMG_7929 2.jpg

フランスでの販売開始は6月を予定。

Photos / C
Texte /  M
09/03/19 Thu 20:22
パリ、装飾芸術美術館で今日3月19日から、

" BIJOUX ART DÉCO ET AVANT-GARDE  
   Jean Després et les bijoutiers moderne "

「アールデコの宝飾品とアーバンギャルド
  ジャン・デプレとモダン ジュエラーたち」

と題された展覧会が始まりました。

1920年代から1930年代のフランスはアール・デコの華が咲き誇ります。
この展覧会では、その時代に活躍したジャン・デプレをはじめとしたジュエラーが制作した美術品と言っても過言ではない宝石や装飾品を紹介しています。

先ずは入り口から。
デプレの作品であるペンダントヘッドのデコレーションでお出迎えです。
IMG_7838.jpg

ここから一歩入るとそこにはアールデコの世界が広がります。
IMG_7818.jpg

入り口のデコレーションのモデルとなりましたペンダントヘッドが目に飛び込みます。
とてもモダンなデザインには全く古くささがありません。
IMG_7649.jpg

IMG_7659.jpg

1938年 デプレ、ゴールドの指輪
IMG_7678.jpg

ショーケースの中を見ているとため息の連続です。
IMG_7686.jpg

1929年 Etiènne Cournoult、装飾品。ガラスに描かれているのですが、
日本の妖怪の様なユーモラスな絵柄に思わずシャッターを切りました。
IMG_7697.jpg

1930年 デプレ、シルバーに漆で描かれたペンダントヘッド。
IMG_7690.jpg

1933年 デプレ、シルバーに漆で描かれた指輪。
IMG_7701.jpg

大きな会場からテーマごとに分かれてディスプレーがされている小部屋へ進みましょう。
IMG_7742.jpg

装飾品以外の小物もアーバンギャルドですよ。
1922年 Jean Dunand、木製のタバコ入れ。
IMG_7724.jpg

1928年 Gérard Sandoz、銀に漆塗りを施した洒落たタバコケース。
IMG_7732.jpg

ここで展示してある物は彼女みたいな方が使ってこそサマになります。
持つ者にも気合いがないとアールデコは似合いませんよね。。。
IMG_7786.jpg

下の2枚は 1928年 Gérard Sandozのペンダントヘッドのデザイン画。
何だか楽しそうに描いている様子が浮かんでくるのは私だけでしょうか?
苦しんで、苦しんで、生み出したのではなく、
楽しみながら、嬉しそうに創作していたんじゃないかと感じるのですが、どう思いますか?
IMG_7735.jpg

IMG_7739.jpg

1942年 Gustave Miklos、留め金。
IMG_7761.jpg

1930年 カルチィエのブレスレット。
IMG_7795.jpg

1932年 カルティエのクリップ式イヤリング。
IMG_7788.jpg

1930年 Lacloche Frèresのブレスレット。言葉がありません。
IMG_7810.jpg

本当に美しいものを見せて頂きました。


7月12日まで。
住所:107, rue de Rivoli, 75001 Paris
電話:+33 (0)1 44 55 57 50
入場料:8ユーロ
開館時間:火曜日〜金曜日 11時〜18時(木曜日のみ21時まで)
     土曜日、日曜日 10時〜18時
閉館日:月曜日
メトロ:Palais-Royal (1、7番線)



Photos / Chieko HAMA
Texte / M.M





09/03/18 Wed 19:57
グラン・パレからアンディー・ウォーホル展のお知らせが届きました。

真ん中のカードが招待状です。
P1060118.jpg

ふぅん、今頃なんでウォーホルなんだろう?
ポップアート、そういえば流行りましたね。
彼の作品のポスターは友達の部屋や喫茶店なんかに飾ってあったなぁ、などと思いながら見に行きました。

建物自体が芸術作品と言っていいグラン・パレの入り口。
IMG_7645.jpg

あまり期待せずに中に入り、143点の作品を見て行くうちに、どんどんアンディの世界に引き込まれていきます。
Mao.jpg


1973, "Mao"

© 2009 Andy Warhol Foundation for the visuals arts inc. / Adagp, Paris, 2009 

448,3 x 346,1 cm 

Acrylique et encre sérigraphique sur toile - collection particulière 

1973年、毛沢東 

アンディが毛沢東を描いた当時は、まだ中華大革命を指導した毛沢東がいかに愚かに何百万人もの自国民を死に追いやったかが広くは知られておらず、アジアの人の良いおじさん風に描かれていますね。


448.3×346.1cmの巨大な作品です。
P1060090.jpgのサムネール画像

いつもの事ながら、作品を見せる演出も最高です。
毛沢東の顔の壁紙が作品を引き立てます。
P1060087.jpg
1972年、マクガヴァンに1票を!

描かれているのは1972年のアメリカ大統領選挙で当選したニクソン、
作品名のマクガヴァンはアンディが応援していた対立候補者。

ニクソン大統領はアメリカの大統領として初めて訪中しており、
毛沢東と握手をしていますが、
後にウォーター・ゲート事件で失脚します。
ここで描かれたニクソンは絵の色合いも顔つきも悪魔的ですね。

会場の広い空間に作品が生き生きと紹介されています。
P1060092.jpg

もちろん、彼の持ち味であるポップさは満載です。
P1060094.jpg

P1060091.jpg

グラン・パレの踊り場に映し出されたアンディが愛したニューヨーク。
P1060098.jpg

そして、中も外もグラン・パレは美しいのです。
P1060096.jpg

今度は赤い牛の壁紙です。
アンディの世界だなぁって、楽しい気持ちでいたら、
P1060100.jpg

彼の生涯最後の作品で凍りつきました。
Lenine.jpg

1986, "Lenine"

© 2009 Andy Warhol Foundation for the visuals arts inc. / Adagp, Paris, 2009

213 x 178 cm 

Acrylique et encre sérigraphique sur toile - collection particulière  


1986年、レーニン

この作品の陰険なこと。

レーニンは「宗教は民衆のアヘン」だというマルクスの言葉を踏破し、徹底して信仰の自由を許さず、教会を破壊し、多くの聖職者や信者を虐殺しました。

自由を選び、信じ、愛したアンディにとって、最も憎むべき独裁者が最後の作品となったのです。


彼のポップさをお伝えする為に本当はもっと、もっとご紹介したい作品が沢山あるのですが、残念です。


ポップアートとは、「通俗的、一過性、安価、大量、若々しい、しゃれた、セクシー、見かけ倒し、魅力的、大企業」だとリチャード・ハミルトンは言っています。

あれ? と思うくらいに今を表現する言葉が並んでいますよね。

アンディは彼自身のことを尋ねられたときに、「僕を知りたければ作品の表面だけを見てください。裏側には何もありません」と答えたそうです。

嘘偽りが横行する昨今、彼のストレートな表現は小気味が良いです。
彼が描くサルコジ大統領や麻生首相も見てみたかったですね。

確かに、今、ウォーホルなのかもしれません。


アンディ・ウォーホル(1928年〜1987年)
スロバキア移民の子供として、アメリカ、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれる。
「ニューヨーカー」や「ヴォーグ」などの雑誌のイラストや
ニューヨークの宝石商ティファニーのショーウインドウの装飾を手がけるなど、おもに商業分野で活躍。
後に写真をベースとするシルクスクリーンの作品を発表、
従来の難解な現代アートとは違う、作品の分かりやすさが広く一般に受け入れられて、アート界での地位と名声を確立。
作品は、キャンベル・スープ缶、コカ・コーラの瓶、エルヴィス・プレスリー、マリリン・モンローなど、
アメリカを強くイメージさせるものや映画俳優や歌手といった、有名人を多くモチーフにしているものが多い。
彼に自分の姿を描いて貰う事が80年代の有名人のステイタスとなっていた。

LE GRAND MONDE D'ANDY WARHOL

3月18日〜7月13日

Grand Palais

月曜日〜日曜日10時〜22時、木曜日のみ20時に閉館

休館日:火曜日

入場料:11ユーロ

地下鉄:Champs-Elysées Clemenceau、1番線、9番線、13番線 

Texte / C

09/03/17 Tue 04:00
3月9日に発売50年を迎えたバービー人形の写真展が人気セレクトショップのコレットで開催されている。フォトグラファーは、あのカール・ラガーフェルド。
カールによる衣装に身を包んだ永遠のファッション・アイコン、バービーとケンに扮したモデルのBaptiste Giabiconiのツーショットはファンタジーに溢れ、バービーファンには一見の価値あり。
コレットでは、59年の初代バービーの復刻版やジェレミー・スコットによるドレスなども販売されている。

写真展「Barbie & Ken by KARL LAGERFELD」は3月28日まで。

BUnknown-2.jpeg
BUnknown-8.jpeg
BUnknown-7.jpeg
BUnknown-11.jpeg
上の写真は「Barbie & Ken by KARL LAGERFELD」より。


BUnknown-4.jpeg
59年のバービー復刻版。

BUnknown-6.jpeg
歴代のバービーの写真が入ったチョコレート。

BUnknown-1.jpeg
ジェレミー・スコットによるトレンチコートを着たバービー。

BUnknown.jpeg

BUnknown-3.jpeg
コレットのショーウィンドーには巨大なバービーとケンの人形が!


Colette
213 rue Saint-Honoré 75001 Paris
www.colette.fr

Texte / M.M

09/03/09 Mon 01:00
フランスやヨーロッパで活躍する沢山のアーティスト。
その中で、とっても気になる方々をご紹介していきます。

初回は、フランスはもちろん日本でも人気のイラストレーターThomas Baas (トマ・バス)さん。
1975年生まれ、パリ在住。
彼のイラストは優しさに溢れていて、見る人をホッとさせる効用があるんです。
作品の多くはイメージの背景にある物語を考えてから制作されるとか。
日本ではバレンタインとホワイトデイのポスターなどで作品をご覧になった方も多いはず。

彼にはインタヴューにも答えて頂き、イラスト同様にちょっと捻った回答を頂きました。

先ずは彼の作品のご紹介から。

thomas-Valentine.jpgのサムネール画像
thomas_whiteday_.jpg

この2枚のイラストにも物語が:
ヴァレンタインデイ、女の子からプレゼント。
ホワイトデイ、男の子は彼女とお揃いの服を着ていて、彼女の後ろの毛糸と編み棒が2月のプレゼントはこのニットだった事を想像させます。そして、彼が贈ったのは2月の作品に描かれていた彼が育てた大切なお花なんです。

イラストが色々とお話をしているのですよ。

彼のイラストの大きな特徴はとても美味しそうなこと!
tb1.jpg


tb5.jpg
ねぇ、食べたくなるでしょう?

下のイラストは「健康に暮らすには整理整頓!きれいにしなさいね」と、ソフトに反省を促します。
頭ごなしに言われると反発するのが人の情ですからね。
彼のイラストの多くが公共広告に使われているのも頷けます。
tb3.jpg

では、彼へのインタヴュー。

1) Depuis quand avez-vous commencé à faire de l'illustration ?
いつ頃からイラストを描き始めたのですか?
Je dessine depuis tout petit. J'ai fait les arts décoratifs pendant 5 ans et je suis illustrateur "professionnel" depuis 2001.
僕は本当に小さい頃から絵を描き始めたんだ。装飾美術を5年やって、プロのイラストレーターになったのは2001年からだよ。

2) Y-a-t-il eu un évènement déclencheur ou une influence déterminante pour votre carrière ?
イラストを始めるきっかけになった事や影響を受けた事や人がありますか?
Mes lectures d'enfants. "Les trois brigands" de Tomi Ungerer, "Les contes de la rue Broca" de Pierre Grippari illustrés par Claude Lapointe (mon prof aux arts déco!!!).
Et beaucoup de bande dessinée, Tintin d'Hergé, Spirou et Fantasio de Franquin...

子供の頃の(お気に入りの)読み物は、
41NW1J71TWL._SL500_AA240_.jpg
Tomi Ungererの"Les trois brigands" と

51ZS25DTzEL._SL500_AA240_.jpg
 Pierre Grippari作、Claude Lapointeイラストの"Les contes de la rue Broca"。
(僕の絵の先生だよ!!!)

それから、沢山の漫画だね、
pastedgraphic 6 2.jpg
タンタンや

51TeziafMSL._SL500_AA240_.jpg
スピロウとファンタジオなどのね。

3)Que désirez-vous transmettre à travers vos illustrations ?
イラストを通して何か伝えたい事はありますか?
De l'intelligence.
知性だね。

4)Quel est votre plus grand plaisir lorsque vous créez ?
描いている時の一番の喜びとは?
Le matin, en peignoir, boire mon café en fumant à ma table et me dire que je suis entrain de travailler !
朝、ガウンのまま、机でタバコを吸いながらコーヒーを飲んで「仕事やってるなぁ」との独り言。

5)La nourriture qui apparaît dans vos illustrations est toujours très appétissante, pour quelle raison à votre avis ?
あなたが描かれる食べ物はとても美味しそうですが、その秘訣は何だと思いますか?
Parce ce que j'adore manger et que je cuisine beaucoup. Un vrai gourmand, un fin gourmet.
食べる事が大好きで、良く料理するから。本当に食いしん坊で、グルメですよ。

6)Qu'est-ce qui pour vous symbolise le futur ?
あなたにとって未来を象徴するものは?
La page suivante de mon agenda.
僕の手帳(予定)の次のページ。

7) Qu'est-ce qui pour vous symbolise le passé ?
過去を象徴するものは?
Les livres que j'ai illustrés qui s'entassent dans ma bibliothèque
本棚に積み重なった僕が描いたイラストの本。

8)Quel est à votre avis l'essentiel pour un illustrateur ?
イラストレーターにとって、大切な要素とは何ですか?
Ne pas perdre ses yeux et  garder au moins une main...
他人の目で見たことじゃなく、自分の目で見て描く腕一つがあればいいんだよ。

9)Quel serait le message que vous voudriez transmettre aux jeunes qui se destinent à ce métier ou à ceux qui veulent réaliser leur rêve ?
イラストレーターを目指す人達、又は夢を持ち、それを叶えたいと思う人達へメッセージをお願いします。
Travailler dur. C'est long, mais si on y croit, ça marche !
精一杯にやるんだ。長い道のりだけど、信じれば叶う。

皆さんには作品が生まれるお部屋も見せちゃいます。
bureau.jpg

トマ、あなたの次の作品がまた私たちに優しく語ってくれるのが待ち遠しいです。
今回は本当に有り難うございました。

もっとトマを知りたい方はThomas BAASへアクセスして下さい。

Chère Maho,
Merci beaucoup !

Texte / C

09/03/05 Thu 21:52

LES ARTS DÉCORATIFS (服飾芸術美術館)から「お座りなさい」とのお誘いが届きました。

世界的プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン(1959年にロンドン生まれ、ロンドン王立芸術学院でデザインを学ぶ。)の椅子の展覧会のご案内です。


ジャスパー・モリソン "Take a seat"


人間と椅子との関係は深そうなのに、形は良いけど座り心地が悪い、値段が高い、部屋に合わない、横を通るたびに足を打つ、座る度に音がする、丈夫じゃない、大きい、小さい、etc.... どうして、誰もが満足出来る椅子になかなか巡り会えないの?という疑問がこの展示会のきっかけとか。

きっと「良い椅子」は存在するはず。
それでは、美しいだけではなく、使う人が満足出来るデザインを常に追求しているモリソンの椅子にみんなで座ってみようよ、という事になりました。

Jasper Morrison02.jpgJasper Morrison08.jpg

会場は1つの部屋の中に21の白い枠が床に記され、21の椅子が行儀よく並べてあるだけです。

1番目は「考える人の椅子」(肘掛けに小さな丸テーブル付き)。足下には"Take a seat"の文字。

Jasper Morrison11.jpg

モリソンは最初「飲む人の椅子」と名付け、その後、「タバコを吸う人の椅子」と呼び、
もう少し気の利いた名前はないか?と考えた末に「考える人の椅子」という名前にしたそうです。

21の椅子には全て名前が付いています。

Jasper Morrison12.jpg

「コルク・スツール」
コルクのかたまりを削りだして作った椅子。自然環境をも配慮した素材は、非常に軽く、丈夫で扱いも容易です。
ここの足下には「お座りください」とフランス語で。


Jasper Morrison13.jpgJasper Morrison15.jpg

「安楽椅子」(ヨーロッパではよく暖炉の側に置く。)
ロンドンの空港で座ったソファーからインスパイアされて、作られました。
座っているのはジャスパー・モリソンご本人です。

Jasper Morrison14.jpg

21番目は「SIM」
Simple、Intelligent、Movementがコンセプト、その頭文字から「SIM」と名付けられました。テクノロジーを駆使して作られた布地は座る人の動きにフィットして、とても座り心地が良いのです。

Jasper Morrison17.jpgJasper Morrison16.jpg

来場者は好きな椅子を選び、座ったり、触ったり、ひっくり返したり、と思い思いに座り心地を試していました。なんだか、実験のようで、皆さんとても楽しそうでしたよ。


5月24日まで。
住所:107, rue de Rivoli, 75001 Paris
電話:+33 (0)1 44 55 57 50
入場料:8ユーロ
開館時間:火曜日〜金曜日 11時〜18時(木曜日のみ21時まで)
     土曜日、日曜日 10時〜18時
閉館日:月曜日
メトロ:Palais-Royal (1、7番線)

Texte et Photos / Chieko HAMA



09/03/04 Wed 19:47
年2回開催されるレディス・プレタポルテのパリコレクションがスタートしました!
12日までの9日間でおよそ100のショーが開かれます。その他、プレゼンテーションやこの時期に合わせてオープンするブティック、大規模な合同展示会もあり、世界中からデザイナー、ジャーナリスト、バイヤー、モデルなどモードの関係者がパリに集まります。
今日の天気はあいにく雨ですが、街全体は華やかなムードです!

P1050672.JPG

初日のインビテーション。前日に届くものもあり、仕分けが一苦労です。

M.M


トップへ
文化学園パリ支局

文化学園パリ支局

私たちは文化出版局の発行している雑誌、装苑、ミセスの取材や情報提供などの仕事をはじめとして、文化服装学院、文化学園大学、文化学園大学短期大学部、文化ファッション大学院大学とフランスの色々な機関との交流のお手伝いをしております。

クリエーターズ・ブログ 文化学園パリ支局

2015年3月

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
このブログを購読

アクセスランキング TOP 3

こちらもオススメ!

TOPページへ戻る

装苑ONLINE high fashion ONLINE 文化出版局 スタイリッシュシネマ ファッション業界お仕事BOOK 文化出版局書籍FB 文化出版局服飾図鑑アプリ 装苑賞 BFGU rooms LINK Antenna Glam