クリエーターズ・ブログ 宮坂敦子
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クリエーターズ・ブログ 宮坂敦子

10/09/10 Fri 01:55

久しぶりで、なおかつひっぱってすみません。

甲府ジュエリーフェアでお会いした、

美馬貴石さんをご紹介させてください。

 

 

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 瑪瑙はもともと縞模様がある半貴石で、

その縞模様に合わせて、ぱっきりしたカラーで染色した

ジュエリーはけっこう、あちこちで見かけます。

日本のジュエリーフェアでも、香港のジュエリーフェアでも見ました。

 

その染色技術を世界でイチバン最初に開発したのがなんと、

美馬貴石の初代・井口美一さんだそうです。

いま、その技は息子さんに受け継がれています。

(奥が二代目・井口美一・ご本名 井口泰宏さん)

 

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初代・井口美一さんは労働大臣賞の技能章を受賞し、

瑪瑙の色を自在に操る色の魔術師として知る人ぞ知る存在。

ですが、特許にはうとかった!

「開発したときに特許を取っていれば、今ごろ大金持ち

なんですがねえ。

すぐにドイツが真似して世界に広めました。

でも、べつにいいんですよ」と豪快に笑う井口さん。

む、無欲すぎます・・・。

 

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瑪瑙は今まで輸入モノの

毒々しいカラー染色の瑪瑙しか見たことがなかったので、

ノーチェックでしたが、

美馬貴石さんの縞瑪瑙は品がある色合いで、

なんだかとっても好きになりました。

瑪瑙、これからチェックします!

 

 

 

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10/08/16 Mon 08:37

東京では年に2回、大きな国際展示会が開催されています。

ひとつが毎年9月開催の「ジャパンジュエリーフェア」(通称JJF)

http://www.japanjewelleryfair.com/

もうひとつが毎年1月開催の「国際宝飾展」(通称IJT)

http://www.ijt.jp/

 

そして山梨でも毎年、ジュエリーフェアが開かれているというのは

知っていたものの、なかなか足を運べる機会がなくて。

それが!ついに!今回デザビレの産地見学会のコースの一環で

行けることとなりました。やったー!

 

デザビレ鈴木村長と、山梨県商工労務部、甲府商工会議所さんたちとの

強力な協力のもとに実現した産地見学会の盛りだくさんなコースはこちら。

 

***********

10:45-11:45 アピオ甲府  「第58回ジェムストーンフェア」見学
山梨県中巨摩郡昭和町西条3600

<昼食・移動> 郷土料理奈良田本店(ほうとう、おざら等)

13:10―14:10 シミズ貴石 甲府市高畑1-13-18
14:25―15:25 (有)タカノ貴石工芸 甲府市城東3-15-30
15:40―16:40 錺工房深澤 甲府市東光寺2-31-3
17:00―18:00 詫間宝石彫刻 甲府市丸の内3-26-1
      貴石彫刻オオヨリ 甲府市丸の内3-25-1

18:30-19:45 交流会
※フォーハーツカフェ(会費4,000円)
県産ワイン、地ビール、地元食材が楽しめるお店です。
http://fourhearts.blog80.fc2.com/

<徒歩約10分>

20:02-21:38 甲府駅発 かいじ124号
20:30-22:07  あずさ34号
21:09-22:36  スーパーあずさ36号

 

***********

 

繰り返しますが、このイベント、開催されたのは7月8日です。

今ごろの報告ですみません・・。

 大人になってからこんなにちゃんとしたスケジュールの旅行はすごい久しぶりで、

まずちゃんと朝、現地に行けるかがドキドキ。

集合場所の甲府駅改札に着いたときにはもう、ひとしごと終えたような

達成感でした。

 

で、甲府「ジェムストーンフェア」。こちらは会場入口。

 

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もう58回目ということにオドロキました。

まず目を惹かれたのがコチラ。

詫間宝石彫刻の「ちびスカル」。

http://www.takumahouseki.com/

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1㎝ほどの半貴石を手作業で一つ一つスカルに彫刻。

歯とか目とか、じつにきっちりくっきり彫られているんです。

 

こちらはクロコダイルとゼブラ。

革のクロコダイル、ゼブラ模様を彫刻で表現しています。

彫刻って何でもできるんですねえ。

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詫間彫刻は創業昭和42年。

創業者の詫間悦二さんも現役、

息子さんは3兄弟ともにジュエリー関係の仕事に就き、

次男の康二さん、三男の亘さんともに詫間彫刻で

お仕事をされているそうです。

お父さん、子育て成功されましたねー。

 

で、このスカルやクロコダイルの彫刻を手がけているのが、

息子さんたち若い世代。

会場にいらした康二さん、亘さん兄弟の熱意に甲府のソコヂカラを感じました。

 

 

10/08/10 Tue 04:16

今ごろのご報告で恐縮ですが、

さる7月8日に、

台東デザイナーズビレッジ主催の

「甲府ジュエリー産地見学会」に行ってきました。

台東デザイナーズビレッジは、わたしもスタッフで参加している

ジュエリー研究会musubuのセミナー会場でいつもお世話になっているところ。

http://jewelry-musubu.com

 

このツアーがもう盛りだくさんで、甲府の方たちの熱意が素晴らしくて。

 遅ればせですがこれからご報告していきます、

の前に、

そのときに撮った甲府のぶどうをどうぞ。

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枝にぶらさがっているぶどうって、

見るとなんだか感動しますよ。

このぶどう、今はどのくらい色づいているのかしら。

 

台東デザイナーズビレッジといえば、

当クリエイターズブログコーナーの連載師匠、鈴木清之さんが

来る8月25日にセミナーを開催されますね!

http://www.designers-village.com/

 

鈴木さん、いつもムスブのお知らせをしてくださって、ありがとうございます!

 

 

 

 

10/07/27 Tue 10:52

ちょうど一ヶ月前(6月26日)の開催となりますが、

「Passion 銀器とジュエリーの情熱展」のご報告を。

東中野ROMARAKUDAでの開催でした。

http://www.paoco.jp/roma/index.html

 

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「銀器とジュエリーってどんなコラボなんだろう?」と思いながら

ドアを開けて、しばしボー。

銀色のしっとりとした輝きが幽玄で高貴で、

銀器とジュエリーとカタチは違えども

同じワールドだなあと実感。

 

こちらがジュエリー。

作家は沢村つか沙さん。

イギリス留学中にジュエリー制作に目覚め、いまは某ジュエリー会社にデザイナーとしてお勤めしながら、個人の制作活動も展開中。

http://blogs.yahoo.co.jp/tsukasasawamura

 

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ジュエリーは流線がとても綺麗で、

リングはわたしのゴツい指(ナウシカの村に住む老人の手だと言われたことがある)

にはめても、美しい流れを描いているのがオドロキ。

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左が沢村さん。小柄ですが、とてもパワフル。

ここのRAMARAKUDAというスペースは、

一角がバーになっていて、

窓からは新宿の夜景が楽しめます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてこちらが銀器。トックリ兼パフュームボトルとシャンパングラス。

(こちらのデザインは沢村さんが担当)

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作者は東京銀器の伝統工芸士の上川宗照さん。

江戸末期から11代続く鍛金技巧を受け継ぐ名工でありながらも、

お話しした上川さんはとっても柔らかい雰囲気の方。

「沢村さんのデザインのセンス、僕は尊敬しているんです」

日伸貴金属 http://www.nisshin-kikinzoku.com/

 

昔は銀器のぐい呑みといえば、飲み口の部分をぼってりと厚く、いかにもな高級感を出す作り方が主流だったとか。

それが

「今は薄い厚さにしないと飲みにくい、

お酒が美味しくないと言われてしまいます。

時代に合わせて、作りを変えていかないと。

今の人たちにも使ってもられるものを作らないと

意味がありませんから」と上川さん。

 

新進気鋭のデザイナーの沢村さんと、伝統工芸士の上川さんが

お互いの持ち味を活かし合ったコラボ作品展。

初夏の夜、素敵なシーンを見せていただきました。

10/07/03 Sat 23:15

なんと!もう!7月なのですね!

新しく立ち上がるアクセサリー関連マガジンの

構成から携わらせていただいたり

なんだりかんだりで、すっかりご無沙汰感がありますが、

7月は心機一転、ぞくぞくと更新をがんばる所存であります。

 

さて、その多忙期にうっとりと眺めてはパワーをもらっていた宝石がコチラ。

「クォーツインクォーツ」。

クォーツ(=水晶)じたいはさして珍しい宝石ではありませんが、

こちらはもともと一つの水晶があったところの外側に

もうひとつ水晶が生成したという珍しいシロモノ。

自由が丘のプレシャス・クローマさんにて

「ロットで入りましたけど、見に来ますか?」とお声がけをいただいて、

その中の一目惚れの一つをゲットしたのでした。

 

そして、今回は撮影に凝ってみました。なぜなら・・は後にして、

まずはご覧ください。

 

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カボションカットのクォーツの中に、

タイタニックの氷山のようなクォーツが入り込んでいます。

自然が作り出す造形の美貌にうっとりです。

 

で、なぜ今回はこんなふうに撮ってみたくなったのかというと。

 

昨日、雑誌『ハーパース・バザー日本版』や『Pen』の

ジュエリー写真をたくさん手がけている、

カメラマンの平松岳大さんと打合せをしていて、

ジュエリー写真の撮影のコツをずうずうしくも、

いっぱい伺ってしまったのでした。

 

平松岳大(digni) http://www.digni.jp/

 

「モノを撮影していても、

ただ物体を写しているという意識じゃないんですよね。

モノでも人でもカワイイと思えるポイントがどこかにぜったいあって、

それをみつけてあげることがすごく大事。

作り手が何を主張したいのか、

この子は何を見てほしがっているのかを想像しながら、心で撮るんです。

なーんて言っちゃって、出来てなかったらどうしよう(笑)」

と照れる平松さんでしたが、何をおっしゃるやら。

ほとんどの場合、背景のスタイリング込みで撮影を請け負うという

平松さんのジュエリー写真は

今もわたしのマブタの裏に焼き付いているくらい、素敵な一枚です。

 

その平松エッセンスを具現化すべくチャレンジしてみましたが!

メキシコ土産のスイカの香りがするソープの上に置いて

中のタイタニックの氷山的なエッジを活かすアングルで撮影してみました。

 

出来はともかく、こうしたことに気を配りながら撮ってみると

がぜん楽しくなります。

新しいカメラ欲しいなあ・・と思ってすぐ、平松さんの

「写真は器材や技術じゃあないと思います」

という言葉を思い出しました。 ハイ、心で撮ります。

 

10/06/07 Mon 08:15

札幌発、世界を目指すファッションブランド「カミシマチナミ」のプレスさんから

「こんなイベントがありますよ」とお知らせいただいて、行ってきました。

今年の夏、8月4日~17日に日本橋三越本店で開催される

「ジャパンクリエーションウィーク」のプレスビューです。

 

カミシマさんといえば、フリーライターになりたての頃、

あるファッション誌の取材で札幌のアトリエまでお邪魔したんでした。

札幌市内からほど近い、かつては縫製工場だった建物で、

カミシマさんと渡部寿貢社長を中心に、若いスタッフが手染めをしたり、

縫製をしたり、東コレ用のアクセサリーを手作りしたり・・・

初冬の雪を溶かすような熱い姿勢に、かなり感動したんでした(しみじみ)。

カミシマチナミ http://www.t-three.co.jp/

 

で、プレスビュー。

石川県七尾市の天池合繊が開発した世界一軽い衣料用の布「天女の羽衣」を

使って、日本人デザイナーがリアルクローズを提案。

この布がまた軽くて薄くてしなやかで、光によってすっごいきれいな

ドレープを作るんです。

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こちら「zechia 」

迷彩柄をプリントしたワンピース、かわいいですねー。

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「SISTERE」のトレンチ。天女の羽衣の薄さが分かりますデショウカ?

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「SOMARTA」ふわふわがかわいい!

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こちら「カミシマチナミ」

ドレッシーにもカジュアルにも。

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この「天女の羽衣」、あまりに生地が繊細すぎて

デザイン途中、修正が発生したときはミリ単位で直していかなくてはならないため、

「やっぱり出来ません・・・」とドロップアウトしたデザイナーさんが 多数いたんですって。

はー、なっとくです。

生地を、クリエイションを実際に見たい方はぜひ「ジャパンクリエーションウィーク」へ。

実際に購入もできるそうです!

 

 

 

 

 

 

 

 

10/05/29 Sat 02:07

恵比寿のギャラリードウポワソンで開催中(6月6日まで)の中島凪エキシビションを見て、

金属のステキな可能性を感じました。

ギャラリードウポワソン http://www.deuxpoissons.com/exhibitions.html

中島凪 http://www.naginakajima.com/

 

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アルミの板にドレープをつけて仕上げた「カラーシリーズ」。

この端正な美しさと

シブポップ(←シブイ+ポップ。my造語)なメタリックカラーにときめきます。

 

 

 

 

 

 

このシブポップなカラーは工業用メッキ「アルマイト」によるもの。

アルミだけにできるメッキだそうです。クール!

そしてこちら、手のひらにのせてみると紙のように軽いんです。さらにクール!

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紙のような布のような柔らかいドレープは、いったいいかにして生まれるのか。

「金属の板にあて金をつけて、曲がらないように加減を見ながら手で折っていきます。

機械でプレス処理をすると作業は楽なんですけど、

ドレープが画一的になってしまって、微妙な柔らかさが出ないんです」

と作者の中島凪さん。

まず原型を紙で作ってみてから本番に入るんだそうです。

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こちらは新作。キュービックジルコニアとシルバーのブローチ。

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「固い、冷たいといった金属の一般的なイメージではない

違った表情を見せたいと思ってます」と中島さん。

 

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この華奢な体型でありながら、一枚一枚金属板にドレープをつけているなんて、

心は骨太な方とお見受けしました。

ジュエリーの新しい可能性が感じられるエキシビション。6月6日まで開催です!

 

 

 

10/05/25 Tue 12:30

21日~本日(2時まで)開催の

2010日本ジュエリーアート展に行ってきました。

日本ジュウリーデザイナー協会 http://www.jjda.or.jp/exhibit/index.html

 

上野の森美術館の中は応募総数1269点の中から選ばれた587点がずらり。

大賞は山田瑞子さんのこちら。ふたりで手を繋ぐことをテーマにしたバングル。

 

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奨励賞、井上芙弥さんのリング。樹脂の赤い唇が生々しくっていいんです。

 

 

 

 

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 優秀賞、寺嶋孝佳さんのリング。立体の一部をスライドさせたかのようなデザインのリング。

シンプルでミニマム。

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奨励賞。宇佐美亮さん。

ガラスの中で植物培養したかのようなデザインのリング。

小学校の宿題を思い出します!

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宮崎駿アニメをなんだか思い出すのはワタシだけでしょうか?

under26部門賞 片倉謙太さんのリング。

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入賞作いろいろ。素材も技法もコンセプトもいろいろ。

やっぱりジュエリーって、自由で楽しいです、ほんと。

 

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10/05/22 Sat 13:39

研磨レポートの合間ですが、明日まで開催の展示案内を!

 

恵比寿のギャラリー「オブジェクトバイキャラリードゥポワソン」で開催中の

「ベルリンのジュエリー・デザイナー展」のご紹介をします。

http://www.deuxpoissons.com/object/index.html

 

8人のデザイナーによる展示会ながら

空気感は見事に統一。

すっきりと透明な湿度が感じられる素敵なジュエリーぞろいでした。

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10/05/19 Wed 09:11

さて、貴石彫刻はいかにして生まれるのか。

肩を並べて作業する大寄父子。このお二人、見ていて微笑ましくなるほどいい関係なんです。

 

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彫刻前の原石はこんなかんじ。

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原石はまず「引き割り」といって、仕上げたい厚さにカットします。

次は、石にカットしたい外形をペンで描きます。

 

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線に合わせて周辺をグラインダーでカットします。

 

 

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こちらカーボランダム粒子。研磨剤にしてより細かい彫刻に入ります。

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作業台に座る大寄父。このシブイ器具を見てください!

「ここが出来たときから使ってますね。いまこの桶を作る人がいなくなっちゃってね。

ダメになったらどうしようと思ってるんですわ」

下は手元アップ。

 

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「コマ」と呼ばれる円形の歯の回転を右手で加減しながら、左手に持った石を削っていきます。

お、お父さん、歯で手は切らないんですか?

 

「若い頃はしょっちゅう切ってました。今でもたまに切りますよ。ハッハッハ」 

 

大寄父はじつは家業に就く前に、東京の商社に3年ほどお勤めしていたそう。

「でもやっぱり自分が継がないとと思ってね、戻ってきたんです」 

 

 

石の性質によって、研磨の仕方はさまざま。

鋼製、木製のコマを使い分けて、より細かく磨いていきます。

下はコマ。

「錆びて汚いでしょう。捨てればいいって思うかもしれないけど、捨てられないんですよ」

 

koma.jpgさらに細かい彫刻の様子は次回へ!