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クリエーターズ・ブログ 池田桃子

12/04/19 Thu 16:04
frederic1.JPGショーの音楽を手掛けるランウェーミュージックの巨匠フレデリック・サンチェス氏のインタビューをコーディネートさせていただいた。そのご縁でつい先日、彼から2012/13 Fall Winter での作品CDというスペシャルなギフトがパリより届いた。


フレデリックといえば、マーク・ジェイコブス、アレキサンダー・ワン、カルバン・クライン、とNYのメインどころの音楽を担当しているが、パリミラノではプラダやマルジェラの音楽を手掛けることでも有名。個人的には、今のアレキサンダー・ワンのイメージはフレデリックなしでは確立しなかったはずと思っている。


どういう人なのか取材前のリサーチのために買った菊池成孔の「服は何故音楽を必要とするのか」には、ほとんどインタビューに応えないというフレデリック氏の貴重なインタビューが掲載されていて、とてもいいリサーチになりました。
(ついでに菊池氏のカニエ論&ヒップホップがランウェーミュージックには相応しい云々も、そのまま今現実になっていてとても興味深かった。)


本当に好きな人に直接会って話を聞ける取材というのはレアである故につい話しすぎてしまった感があったが、音楽を始めた頃はパリが楽しく、ある時はNYが最も活気があったという彼に、今はどこが新しい?と聞いたら、「わからない。パリかな。今は自分の内に内に向かっている」と言っていたのが印象的だった。

インタビューの最後に彼のCDにサインをいただいた。それはつい先日引っ越した新居の第一弾のインテリアになってます。

frederic 2.JPG

今季のNYで一番フレデリック節が聞けたのはカルバン・クラインのショー。
まだ最新のものはアップされてないようだけど、http://www.fredericsanchez.com/
からコレクションミュージックが一部聴けます!


12/03/19 Mon 14:01
すっかり春めいているNY。
コレクションも終わって、仕事が一段落しました。
今季は新聞のお手伝いをさせていただいたのですが、今までとは違った取材がいろいろとできてとてもいい経験になりました!

さて。
今ちょうどプラバルが東京にいるということで、彼の今シーズンを少々紹介したいと思います。私はネパール出身の彼が、今までにない新しい美意識を作り出すデザイナーになるのではと、とても期待しています。

自身のコレクションPrabal Gurungも前シーズンに引き続きよかったですが、
特に注目なのが、iCB by  Prabal Gurung。
プライスポイントも含め商品としての完成度が高いです。


IMG_0657.JPGのサムネール画像
IMG_0656.JPGのサムネール画像
photo.JPG
3.JPG
ドレスは$300−$650。パンツ/スカートは$200−$415。
レザーやファー使いの多いアウターは$695−$2895とのことですが、
かなり手頃です。

ちなみに、このラインは新しいファッションショーのアプローチとして今季から取り入れられた"デジタル・ファッションショー"の第一弾ブランドにも選ばれていました。デジタルファッションショーはパソコンでランウェーショーを見ることができて、ランウェーフォトもダウンロード可。(ただし、インバイトされたプレスやバイヤーのみが対象でログインが必要。)

2.JPG
プラバルのインタビューはこちらから。


NYのバーニーズで8月あたりから先行発売で、その後は日本でも取り扱いがスタートするそう。
ただ、ドレッシーなものなどはあまり日本では扱わないとのことで、残念です。

iCBというのは元々"ニューヨークのキャリアウーマン"をテーマとして1995年にローンチしたブランドで、アメリカでも販売されていたそうなのですが、2004年頃に販売を中止していたとのこと。
そんなiCBを大々的にリニューアルすべく今季からクリエイティブディレクターに選ばれたのが、今旬のプラバル。

今後も、多方面での彼の活躍が楽しみです。




11/10/24 Mon 01:27
数ヶ月前に媒体のお仕事でご一緒したスプツニ子!ちゃん。
それ以来仲良くさせてもらってます。

前回はMomaのオープニングでNYへ来ていたのですが、今回は同じくMomaのシンポジウムのトークのためにNY入り。

動画はこちらから。スプ子の講演はだいたい44:30から。

Watch live streaming video from museummodernart at livestream.com

Momaのキュレーター・パオラは、スプ子の作品について「違う生体と本気でコミュニケーションしようとする姿勢はエモーショナルでさえあるわ!」と評価していました。

東京に戻ってからは彼女が参加するイベントが結構あるみたいなので、ぜひ!

11/05/09 Mon 03:39
ウイークエンドを利用して、メトロポリタンミュージアムでやっているマックイーン展に行ってきました。

IMG_1063.JPG
展示作品は、1992年のセントマーチン時代のものから亡くなる前のコレクションまで。

McQ.1650a-d.EL new new.JPGcheck McQ.215a,-b.EL.jpg
12.McQueenSp2007SarabandeFlowers.EL.jpg
9.McQueenBlackDuckFeathersFall2009-10.EL.jpg
6.McQueenNo.13,Spring1999.EL.jpg
Philip Tracyによるアクセサリーを展示している一角もあって素晴らしかったです。

展示自体は上の写真とは全然違い、映像あり、音楽ありの圧巻のエキシビジョン。ぜひ足を運んで実際に見ていただきたい。

あと、実は行く前から密かに楽しみにしていたギフトコーナーも必見!
ミニチュアのアルマジロシューズもあって買ってしまいました〜。

IMG_1067 maqeen.JPG

7月31日までやってます。

Alexander McQueen : Savage Beauty





11/04/06 Wed 15:57
久々の更新になってしまいました。
NYも春が近づいてきている感じで、長かった冬がようやく終わってくれる気がします。

地震以降、アレコレばたばたと目先の仕事を心ここにあらずの状態で進める日々でしたが、ようやく重い腰をあげて新しいプロジェクトであるiPadアプリの制作にも取りかかりだしている次第です。

地震の日はビザの申請もあって日本に一時帰国中でした。
電車に乗ろうとしたときに突然揺れだしたのですが、3年もNYにいるもんだから、地震の感触などすっかり忘れていて、じわじわと恐怖心が芽生えていったのを覚えています。
たまたま友人と一緒にいて、まさに別れようとしていた時だったのですが、偶然にも誰かと一緒にいられただけで、だいぶ精神的に助けられました。その日は随分と歩いて、ようやく一緒にいた友人の家にたどり着きました。
翌日はNYへ戻るフライトの日。
とりあえずとばかりに家を飛び出して、成田へ。電車も乗り継ぎ乗り継ぎで5時間くらいかかってようやく到着。その間、普段観光に使われてる小型のファンシーなバスにも乗り継いだり、かなりの変化球ルートを使いつつ。NYでのサバイブライフから得た知恵がこれほど活かされたことなはいというくらい、瞬時の機転が必要になるような空港までの小旅行。

無事にフライトも飛んで、NYに戻りましたが、
その後、日本がどうなっていったのか、毎日ニュースを見る度に、
複雑な思いが募るばかりでした。

こちらNYでも地震のことは大きく報道されていて、道いく人に大丈夫だった?と声をかけられたり、あちこちでチャリティーオークションやサンプルセールが行われてたり。
先日は、元バーニーズのJulie Gilhartとthe newsのステラ石井さん, VPLの花沢菊花さんなどが中心となって、alexander wangやDerek Lam, Proenza schulerなどを含む60以上の大手ブランドが服を提供するサンプルセールが行われたりしていました。
こちらのサンプルセールは5ドルの入場券が必要なのですが、その価格設定といい、システムといい、素晴らしいなと思いました。

復興のためには長期間のサポート、支援が必要になると思います。
そのために、私がここで何が出来るのか、
持続可能でwin-winなアプローチにはどんなものがあるのか、
冷静に考えて、動いていこうと思います。


11/01/15 Sat 12:16
明けましておめでとうございます!
実は年末にちょっと火傷をしてしまって、アップダウンの激しい年末年始だったのですが、
まわりの皆さんにホントよくしていただいて、今はすこぶる元気に撮影に挑んでおります!
ちょっと遅くなっていしまいましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします!

さて、今日友人のつぶやきで出遅れでありながらも発見したトム・フォードのこの前のショーの映像。新年に相応しく非常にインスパイアされるものとなっているのでぜひご覧ください。 



メディアも厳しく規制され、ショーの内容も直前までシークレット、また、ショーの後であってもほとんどの情報がオープンになっていないという、今の情報のあり方に逆行するような彼の手法がとられていたトム・フォードの復活第一弾のショーですが、
限られたゲストのみが招待され、モデルには、旬のトップモデルのみならず、ローレン・ハットン、ジュリアン・ムーア、ビヨンセ、菊池凛子と年齢を問わずキャラクターのある女優やアーティストなどが登場するというかなり華やかなものとなっていました。

この完全にサロン形式のショーは、服だけの問題ではなく
ラグジュアリーというもののあり方、スタイルを提案するものだなあと関心させられます。

メガブランドになればなるほど、その一方でどこかCheesy(安っぽくて陳腐な)な面もでてくるものですが、トム・フォードの進み方というのはそれとは一線を画していてなかなか興味深いものがあります。

もはや服そのものの問題ではなく、ヴィジョンがあるというか、服を通してちゃんと人を導く力があるという点が素晴らしい。

そろそろまたファッションウイーク。
相変わらずトム・フォードのショーについての情報はまだ流れてきてませんが、
おそらく今期もまた、かなりの厳戒態勢でショーが開かれるとのこと。
どんな展開かとても楽しみです!












10/12/18 Sat 06:30
1、フレンチヴォーグのカリーヌが退任。

なんと。金曜の朝の驚きのニュース。
フレンチヴォーグの編集長だったカリーヌ・ロワトフェルドが来年1月いっぱいで退任する模様。「今後のプランは未定。」とのことですが、この9月に復活したトム・フォードと一緒に働きだすのでは?などと噂されてたりしています。

確かに、フレンチヴォーグは今勢いのあるブランドのディレクターやスタイリストをしている人が目立って多いですね。

例えば、カリーヌのアシスタントだったメラニー(Melanie Huynh)。

Melanie Huynh-french voguette.jpg
彼女はアルツザラ(Altuzarra)のスタイリングを担当中。
NYでよくジョセフ・アルツザラと一緒にいるところを目撃しますが、
今をときめく若手NYデザイナーの陰の立役者だと思われます。

それから、French VogueのファッションディレクターでもあるMarie-Amelie Sauveもバレンシアガのコンサルタントをつとめてますね。

MAS-2_scd.jpg
photo from into the closs

メイクはほとんどしないという彼女ですが、フランス流シックとモダンさを兼ね備えていてとてもstunning.

次の編集長は誰?とこの件は今朝からもっぱらの話題となっていますが、
数週間後には発表されるそうなので、今から注目ですね。


10/11/21 Sun 14:06
今日はVera meatことVeraのイーストヴィレッジのお宅へ。

IMG_0689.JPG
彼女はブルックリンベースでアクセサリーのデザインをしていて、
今はマンハッタンでオフィスを構えるまでになっている若手デザイナー。
顧客にはアメリカンビューティーのミーナ・スヴァリーとかティルダ・スウィントン、監督スパイク・ジョーンズなどなど映画界のスターが名を連ねます。

リーズナブルな価格設定とちょっと奇天烈なデザインが特徴。
IMG_8116_horiz438.JPG
ハンドボーンのブレスレット

TwoHeadedRexDs_horiz438.jpgのサムネール画像
頭が二つあるT-REXのネックレスヘッド。

spinedst_horiz438.JPG
spinsids_horiz438.jpgのサムネール画像
こちらは背骨をモチーフとしたリングとネックレスヘッド。

あと、動物をモチーフとしたものも多いのですが、

SpiritAnmls_horiz438.jpg
puppiessz_horiz438.jpgpuppiesss_horiz438.jpg
彼女自身、ある種の動物に限ってですが、対話することができるとか。
第六感があるのかな?

人体からインスピレーションを得たものなど、テーマがゴツいですが、
デザインがとても華奢なので無理なく付けられます。

2月には新しくロワーイーストにお店をオープンさせるらしいので、
今後が楽しみです!

日本からのオンラインショップも可能だそうなので、ウェブサイトをぜひチェックしてみてください!


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10/11/11 Thu 13:20
本日8時にラルフローレンのアッパーイーストの新店舗にて
大々的な4Dイベントがありました!

このウィメンズとホームコレクションを中心とした新店舗もまた、マンハッタンで最もハイエンドといわれるアッパーイーストの地区に贅沢極まりない4階立て、8000スクエアーフィートというものなのですが、その壁を使って今日は4Dを展開。

テクノロジー化が進むファッション業界の中でも、
例えばバーバリーはショーに3Dを持ち込んだり、
ショー直後のオンライン・オーダーを導入したりと、様々な動きがありますが、
アメリカの帝王と言われるラルフローレンもまた、それに負けじと参戦というとこでしょうか。

とりあえず現場での動画をどうぞ。


4Dは3Dから一歩進んで、動く3D、立体映像いうことみたいですね。
建物に映し出される映像により、実際の建物が変化してるようにみえるシーンもあって、
なかなか楽しめました。ディズニーランドやUSJのアトラクションのような感じ。
歓声は生のものですよ、ちなみに。

ここ数回ショーを見せていただいているのですが、やっぱりラルフローレンというのは"King of America"なんですね。
ショーのフィナーレではスタンディングオベーションが沸き起こります。
こちらはつい先頃の2011SSのもの。


これだけ多種多様な人種が共生するアメリカNYで、人種も生活レベルも問わず幅広い層に受け入れられるこのブランドの強みは何気ない日常でも感じるところですが、
この企画では「どこよりも進化してるということを証明したい!」という意気込みと共に、
改めてラルフローレンの凄みを体感できた気がします。



10/10/19 Tue 12:42
3、《ロングスカート》
会場にいた人はみんなお気づきであったであろう、ロングスカート。
今期一番目立ったトレンドです。
長さは膝下から引きづりそうなスーパーロングまで様々。
いずれもINなアイテムとなりそうですが、
中でもプリーツ×ロングフレアスカートの組み合わせは特に旬。
ウエストはベルトなどでしっかり締めて、ヒールで長さを強調するとバランスよく着こなせると思います。

下のプリーンのデザインは一押し!

プリーンロング.jpg
プリーン ロング2.jpg
Preen

レディーライクな膝下丈フレアも多かったですが、

プリーツ ディレク.jpg
Derek Lam

00550m.jpg00510m.jpg00130m.jpg
Marc by Marc Jacobs

上のマークバイのようにトップスにタイトなものをもってくるバランスが個人的には好きです。
それからややタイトなロングもいいですね。こちらの場合はちょっとルーズに着たいところ。

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Rag and Bone

tight longskarts.jpg
Michael Kors

あと、難易度は高いですが、引きづりそうなロングを大胆に着るのも楽しそうですね。
下のラグ&ボーンのように腰で履くと特にかっこ良くなりそう。
ぜひチャレンジしていただきたい!

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Rag and Bone

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池田桃子

池田桃子

Momoko Ikeda

雑誌編集者を経て2007年NYに渡米。日本のファッション誌のコーディネーター・エディターを務める。2009年から“日本のデザイナーが世界に羽ばたくためのお手伝い”をモットーにPR業務もスタート。

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