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クリエーターズ・ブログ 林ゆり

13/11/29 Fri 10:00

2010年の4月から、クリエーターズブログのメンバーに入れていただき、

さまざまなクリエーターさんのインタビューをお届けしてきましたが、

今月でfashionjp.netの更新が休止されるとのことで、

残念ながらお別れとなってしまいました。

まあ、一番残念なのは私かも(^_^;)。

このインタビュー取材のおかげで、

私が気になっていたこだわりのクリエーターさんたちにお目にかかれ、

興味深いお話をたくさん伺えました。

 

こだわりのクリエーターさんたちにお会いする中で、

このコーナーにご登場いただくお話をすると、

事前に確認いただき、

「〇〇さんもインタビューされたんですね。

実は、以前コラボしたんです。」や、

「お友達なんですよ。」

などというお話を伺うことが何度か。

私がお目にかかった人は、数えられるほどなのに、

こだわりのある人通しってつながっているのだなあと、

世界は広いようで、意外に狭いことを実感しました。

というか、このこだわり方をする人々は、集まってくるのでしょうか?

目が点になるくらい職人さん泣かせのデザイナーさんも多く、

その要望に職人魂でこたえる職人さんたち。

今まで以上にクリエーターさんたちへの尊敬がましました。

 

あるブランドの広報の方に、

「オタクブログですね。」

といわれましたが、私にとっては最高の褒め言葉(^_-)-☆

これからも、オタク道をまっしぐらに進みたいと思います。

このコーナーは終わってしまいますが、

また、ぜひ、オタクブログで、皆様のお目にかかれる日が来ればうれしいなと思っています。

では、ここで一度お別れです。

どこかで見かけたら、

「あっ!オタクブログだ!」と、ご一読いただければ幸いです。

(ちなみに「ブランドウォッチャー"林ゆり"のB.B.日記」は、

間もなく10周年を迎え、まだまだ続きます)

 

長い間、お付き合いいただき、ありがとうございました。

 

最後になりましたが、こんなオタクブログを快く継続させて下さった

fashionjp.netのスタッフのみなさまの寛大さに感謝いたします。

また、みなさまと一緒にこのような楽しいコーナーを担当させていただけますように(^_-)-☆。

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

13/11/26 Tue 10:00

織物、雑貨、食器、カフェまで展開しているAVOCA

織物からスタートし、今ではAVOCAカラーと呼ばれる、

AVOCA特有のカラーのファンがたくさんいます。

そんなAVOCAのディレクターであるIvan Prattさんに、

お話を伺えました。

 

 AVOCA3-6.JPG

 

ファミリー経営で、それぞれが独立して、

新たな試みを行っているAVOCA。

290年の歴史を誇る大切な織物工場「ミル」が、

なんと一般公開されているのです。

すべての工場がオープン。

そこには企業秘密とかないのですかと、私が心配になりました(^_^;)。

実は、ミルには、290年もの歴史があるため、

「ほんとうにミルの織機を使って織っているの?」と、

聞かれることがあるそうです。

そこで、ミルを公開して、実際に織っているところを見せているそう。

まあ、半分冗談だと思いますが、

歴史的な織機を実際に見られるとあって、

見学ツアーは大人気だそう。

バスでツアーのお客様がやってくるのだそうですよ。

 

 

AVOCA3-1.jpg

AVOCA3-2.jpg

 

現在は、マシン織りと、手織りだそうですが、

その手織りの織機を見られるとなると、

行かないわけにはいきませんよね(^_-)-☆

アルチザンファンの私としては、

見たくて仕方がありません。

目の前で織られたスローを、その場で買えるというのも、

見学に来た人には魅力なんだそう。

わかりますよね。その気持ち。

私たちの気持ちを考えて、そんなショップも併設してくれているって、

うれしい戦略ですね。

日本人観光客も、多く訪れているそうです。

半日くらい過ごすツアーもあるそうですよ。

 

さらに、日本では展開されていませんが、

食材もあり、カフェがあります。

広いミルでゆったりとハイティーなどを楽しみながら、

ゆったりした時間が過ごせそうですね。

 

 AVOCA3-4.jpg

 

アイルランドはなんとなく、時間がゆったり流れている気がするので、

日本のことをどう感じるのか、

来日2回目というIvanさんに伺うと、

「日本のものは空鶴だと感じるので、

AVOCAがやっていることと似ていると感じます。

さらに、どちらも島国で小さいので、

海外のものを受け入れる体質も似ていると思いますよ。」

とのこと。

インタビュー当日、実はIvanさんだけでなく、

セールスマネージャーのMaryさん(写真:真ん中)と、

コンサルタントバイヤーのRosalindさんも同席いただいて、

一緒に楽しくお話していただきました。

とても、アットホーム。こんな雰囲気は初めてでした。

 

 AVOCA3-5.JPG

 

Maryさんは、おとお様が家具のデザイナーだったこともあり、

以前は、デザイナーだったとのこと。

そこで、読者の中でも、デザイナーを目指している人にメッセージをくださいました。

「信じたことをやりなさい。」

言葉では一言ですが、なかなか思い切れないですよね。

ぜひ、この言葉を信じて将来のクリエーターさんが生まれることを望みます。

 

AVOCA3-8.JPG

 

Rosalindさんは、最初に、

「いつAVOCAを知ったの?」との質問が。

展示会で拝見して、カラーに一目ぼれの話をすると、

素敵な笑顔で返してくださいました。

スムーズに英語で話せない自分の歯がゆさたっぷりのインタビューでした。

 

 AVOCA3-7.JPG

 

最後に、AVOCAとして、みなさんへのメッセージです。

「AVOCAの商品を買って、アイルランドを知って欲しいです。」

まだまだ、日本では展開が始まったばかりのAVOCA。

AVOCAカラーは、心がほっこり、やさしくなれそうで、

身近におきたくなりますよ。

ぜひ、お試しあれ♪

 

 

 

 

 

 

 

13/11/22 Fri 10:00

AVOCAカラーと呼ばれるほど、

カラフルな織物や雑貨で有名なアイルランドのAVOCA。

この独特のカラーは、落ち着きがありながら、

明るくてテンションが上がりますよ~。

はっきり言って、一目惚れ。

雑貨もかわいいAVOCAのディレクターIvan Prattさんにお話をお届けします。

 

AVOCA2-1.jpg

 

AVOCAカラーといわれるカラフルな織物からスタートしたAVOCAは、

最初は、お土産物屋さんに織物をおろしていたのだそう。

でも、「もっと面白いものを作りたい。」という思いから、

今では、雑貨やカフェも展開しています。

これが、伝統を守りつつ、毎年進化を考えているというAVOCAらしいところですね。

アイルランドにある12店舗は、それぞれ歴史的特徴のあるところに出店されています。

これからは、アイルランドのみならず、日本での展開も考え中とか。

日本上陸1年。いよいよこれからということですよね。

 

 AVOCA2-2.jpg

 

毎年進化させるといいながら、伝統を受け継ぐことも大切。

ブランケットを「スロー」と呼んでいるそうですが、

スローは、ニュートラルカラーが多い中、

AVOCAでは、カラーをたくさん入れるのがAVOCAらしいと、

必ず、カラフルな織物にしているのだそう。

確かに、このカラーを見ると、AVOCAと一目でわかりますものね。

このカラフルさは、スローだけでなく、食器やバッグなどの雑貨にも生かされています。

 

 AVOCA2-3.jpg

 

大切は織物部門を任されているIvanさん。

ミルと呼ばれる織物工場を任されていますが、

AVOCA全体としては、4人の兄弟それぞれが、

それぞれの部門を担当しています。

雑貨のみならず、本国アイルランドではカフェも展開されています。

ファミリーって、とても分かり合える半面、

近すぎてけんかになったり、意見が対立して進まなかったりづるのではないかと、

心配してみましたが、まったくそんなことはないようです。

「みんなで話し合ってクリアにしていますよ。

いつも分かり合えています。

それに、ビジネスのサイズがちょうどいいんです。

それぞれのパートごとで忙しいので、

その部分は任せられる、ちょうどいい規模なんですよ。」

と、Ivanさん。

責任感あるそれぞれが独立知多企業のようで、

また、ファミリーという絆でつながっていることがうかがい知れました。

 

 AVOCA2-4.jpg

 

伝統的なAVOCAですが、

とてもオープンなブランドでもあります。

私たちが、直接触れられるAVOCAの魅力を、

次回お届けしますね♪

私も行きた~~~い(^_^;)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13/11/19 Tue 10:00

寒くなると、ストールやブランケットの出番が増えますよね。

ブランケットって、シンプルでダークカラーのものが多い気がします。

特に、肌触りなどにこだわり始めると、

どんどんシンプルになるような。

そんなとき、合同展示会で、カラフルなぶらんけっとに出逢いました。

大判なのにとても軽い。

パステルカラーではなく、鮮やかなカラーなのに、色が主張しすぎず、

温かい雰囲気。

とってもステキ♪

それが、アイルランドのAVOCAとの出会いでした。

 

 AVOCA1-1.jpg

 

温かい雰囲気の織物を、どんな人たちが作っているのだろうと興味を持ち、

ファミリー経営だと伺っていたので、

「来日するときには、ぜひ、ご一報を」と、

以前からお願いしていました。

その願いが今回叶いました。

AVOCAブランドの人気が高く、インタビュースケジュール満員の中、

特別に、枠を広げていただきました。

ランチタイムにインタビューさせていただけるなんて。

しかも、ものすごくアットホームな感じで楽しいお話を伺えました。

1723年手織物工場としてスタートした老舗ブランドですが、

AVOCAカラーの暖かさのままのカジュアルさ。

この雰囲気だからこそ、このAVOCAがあるのだなと実感できました。

 

 AVOCA1-2.jpg

 

ブランケットはシンプルなものが多いというのは、

世界的にもそのようで、

アイルランドでも、カラフルなものは他にはないそうです。

「AVOCA=カラー」というイメージが、長い歴史の中でイメージづけられているそう。

今回、来日されたディレクターのIvan Prattさんは、

織物の部門を任されているディレクター。

AVOCAのスタート時のメイン事業です。

290年の歴史を持つブランドを任されるというのは、

とてもプレッシャーがあると思ったのですが、

それは、ファミリー経営の良さでしょうか。

後を継ぐという感覚より、生活の一部だったそうです。

幼いころの記憶で、ミルと呼ばれる機織り場で仕事をしている両親を見ながら、

近くで遊んでいたのだそう。

仕事場が常にそばにあり、生活の一部なので、

そこで働くことに対して、当然のことと感じていたようです。

とはいいつつ、任されたときは多少のプレッシャーはあったそうですよ。

 

 AVOCA1-3.jpg

 

ただ、歴史があるからこそ、伝統を守りつつ、

毎年、新しいことにチャレンジしているそう。

現在、アイルランドには12もの店舗があり、

それぞれが、いわれのある素敵なロケーションに建てられたいるそうです。

4人兄弟の3番目というIvanさん。

ファミリー経営ということで、それぞれが独立した分野を担当しています。

アットホームな楽しいお話は、まだまだ続きます。

次回も、ぜひお付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

13/11/12 Tue 10:00

パールに蒔絵を施すという、今までにない日本の伝統技術で生まれるジュエリー。

そんなジュエリーブランドを手掛ける黒田幸さんは、

構想から、わずか半年でブランド発表の場へ出展するという行動派です。

そのデビュー展示会で、一目ぼれしてしまった「KARAFURU」。

出逢ったのが、ほんとに生まれたてほやほやだったなんて・・・・。

というのも、黒田さんがとても落ち着いていていらっしゃったからなんです。

 

 KARAFURU4-1.jpg

 

まだ、生まれて2年とは思えないほどの展開をしているKARAFURUですが、

実は、誕生するには、さまざまな職人さんの試行錯誤もあったそう。

というのも、伝統の職人技を使っているとはいえ、

蒔絵といえば、お重など、四角い物の上に、

蒔絵師さんが作業を行うわけですが、

丸いパール、さらにパールという素材に、

どれほど定着するかの前例がないからです。

企業秘密だそうですが、とれにくいように、きちんと蒔絵を施す前に、

下処理をされているそうですよ。

従来のものではないものを伝統工芸の職人さんは嫌がらないのかなあと伺うと、

「楽しい仕事だから、やりますよ。」と、快諾してくださったそう。

きっと、黒田さんの伝統技術を後世に残したいという思いが伝わったのでしょうね。

 

 KARAFURU4-2.JPG

KARAFURU4-3.JPG

 

伝統工芸が減っても、京都には、まだまだ職人さんが残っているそうです。

ただ、年配の人が多く、後進を育てるより、自分で行った方が早くて、

しかも、技術もあるので、なかなか育たない現状もあるとか。

でも、アクセサリーとなると、若い職人さんの感性が光るのだとか。

ブランドネームに込められた

温故知新の考え。

古い物からのから、歌舞伎界のカラフルな世界のカラフルを合わせて、

「KARAFURU」。

伝統技術でありながら、若い感性の職人さんが手仕事で生み出していく。

これからの日本文化の縮図がここにあるのかも。

変わらないことも大切。

でも、継続できるために、変わることも大切。

この技術が伝承されるのって素晴らしいと思います。

 

 KARAFURU4-4.JPG

 

職人さんたちと日々向き合いながら、

デザインを考える黒田さん。

デザインへのストレスは全くないそうですが、

ランニングや、ホノルルのトライアスロンにチャレンジして、

「無」になる瞬間を作っているのだそう。

「今後も、自分のペースでやっていこう。

職人さんのペースもあるし、

ものを作る流れで、時間を考えられています。」と、

うらやましい時間の使い方ができている黒田さん。

イニシャルのピアスなど、オーダーもできるんですよ。

私も、オーダー済み(^_-)-☆

届くのが楽しみです。

 

ちなみに、ネットショッピングの場合、

男性のお客様が、ギフトにとオーダーされる人が多いのだとか。

この職人技、ピンと来るのは男性の方が早いよう。

すでに、クリスマスギフトのオーダーもあるそうです。

贈られる女性がうらやましい。

 

 KARAFURU4-5.JPG

 

最後に、黒田さんからメッセージをいただきました。

「よく、周りから、好きなことできていいねと言われます。

30代で会社勤めを辞めて、このブランドをスタートさせました。

中にいる安心感、執着することをやめると、

楽になりましたよ。

好きなことを自分で決めてできます。

ストレスを感じない環境にすることをお奨めします。」

同じ働く女性として、勇気がわく言葉ですね。

だって、働く環境も大切だけど、

心の環境は、もっと大切だから。

 

ちなみに、イタリアで来年1月に行われるヴィチェンツァオーロという、

国際宝飾展に参加するそう。

みなさんよくご存じのハイジュエリーブランドも素材を探しに来る展示会だとか。

もしかしたら、KARAFURUの技術が、

日本の伝統技術が、あのブランドから新作として登場する日もくるかも。

 

 

 

 

 

13/11/08 Fri 10:00

パーティーシーズンに欠かせないジュエリー。

それが、日本の伝統工芸だったら、素敵だと思いませんか?

そんなジュエリーを展開しているのが、

KARAFURU」の黒田幸さんです。

 

 KARAFURU3-1.jpg

 

最初は、日本の伝統技術を活かしたアパレルを考えていた黒田さん。

半年で、アパレル業界は、この技術を活かしていくうえで難しいと判断し、

次に目をつけたのがジュエリー。

バッグやステーショナリーなど、いろいろ考えたそうですが、

ユニセックスなものは、男性の方が感度が高かったり、

既に存在していたりするので、

まだないものをと探していたそうです。

そんなとき、歌舞伎のお仕事をしていたときの床山さんに誘われ、

かんざし博物館へ。

漆やさんご、宝石などが使われているのを見て、

伝統工芸品のアクセサリーって、ないなあと感じたそう。

江戸時代には、かんざしなどで楽しんでいたのに、

あってもいいのでは?

さらに、ずっと女性が身に着けていられるものがいいと感じていたので、

ジュエリーを作ってみようと思われたそう。

さらに、しっかりと地に足がついていると感じたのは、

海外へ持っていくとき、高級で小さいものは便利だと感じたそう。

 

 KARAFURU3-2.JPG

 

海外を見据えていたからこそ、

日本の宝石であるパール、さらに蒔絵というのが思い浮かんだそうです。

さらに、パールに蒔絵を施したジュエリーたちは、

桐箱に収めるという、日本らしいしつらえ。

桐箱は、湿度調節もしてくれるので、パールにはとてもいい環境。

もちろん、蒔絵にも。

先人の知恵とはすばらしいと、改めて感じました。

たたずまいが美しいだけではなく、

機能的でもあったのですから。

さらに、桐箱の模様。

これは、鱗文様といい、近代的な幾何学模様かと思ったら、

歌舞伎の衣装にも出てくる古典柄なんだそう。

これは、蛇の鱗がモチーフだそうで、

蛇って魔除けで身を守るといわれていますし、

後退することができない生き物。

そこで、常に前向きという、黒田さんにぴったりなので、

この模様を使用することにしたのだそう。

かっこいい。

前進あるのみ。

いきなり、会社を辞めて、フリーランスになる潔さが、

この模様に込められているのですね。

 

KARAFURU3-3.jpg

 

ジュエリーは、パールに蒔絵。

ピアス、リング、ネックレスが基本展開で、

最初は、金の和柄の蒔絵からスタートしました。

そこから、ヴァリエーションは、さらに広がっていますよ。

 

 KARAFURU3-4.JPG

 

常に前向きという黒田さん。

でも、伝統工芸の職人さんにとってもジュエリーは初めての体験。

いろんなエピソードは、次回お届けします。

お楽しみに♪

 

 

 

 

 

 

 

13/11/05 Tue 10:00

日本の伝統的な職人技を、現代ファッションにそのまま生かせるようにと誕生した

ジュエリーブランド「KARAFURU」。

私が憧れてやまないお仕事をされているのがデザイナーの黒田幸さんです。

肩ひじ張らず、自然体で、マイペースでお仕事されているのがまたステキ。

こんな女性になりたい(私の方が年上ですが(^_^;))と、思いました。

働く女性としても魅力的です。

 

 KARAFURU2-1.JPG

 

そんな黒田さんが立ち上げたKARAFURUのスタートは前職で、

日本の伝統工芸に触れる機会が多かったこともあるようです。

歌舞伎座で販売されるグッズやWEB制作をされていたとき、

歌舞伎の衣装の柄を活かした商品開発の中で、

現在では、もう作ることができないというものがたくさんあったそうです。

技術であり、伝承する職人さんがいらっしゃらなかったから、

途絶えてしまったということになります。

こんなに素晴らしい日本の財産が受け継がれていないことを実感し、

これを活かす方法はないかと考えたのだそう。

ただ、会社では、独自のブランドを作るというより、

歌舞伎ファンの皆様に向けてということで、

最初は、社内で作ろうと考えたこともあったそうですが、

それは無理と判断し、独立したそうです。

 

 KARAFURU2-3.JPG

 

これって勇気がいりますよね。

嫌いな仕事をしていたのならわかりますが、

そうでもなく、どうなるかわからないことをスタートさせるなんて。

と思って、迷いはなかったのかと伺ったら、

「何事にも執着しないんです。

それに、最初の仕事の時、

フリーランスのライターさんたちとお仕事をしていたので、

あまり心配はなかったですね。」と、あっけらかんと答えられました。

それから、伝統技術を活かして、何がいいかと考え始めたそうです。

伝統技術を生かしたものでありながら、

日常使いができるもの。

悩みますよね。

だって、伝統技術が活かされたものって、

仰々しくて、特別な日に使う特別なものしか見てこなかったのですから。

食器より、もっと日常に使え、

今の生活と伝統工芸をつなぐもの。

 KARAFURU2-2.jpg

まず、最初に手掛けたのがストール。

鹿の子絞りの染物屋さんとストールを作ってみたそうです。

会社を立ち上げ半年、そのストールがアパレル会社の目に留まりコラボが実現。

やはり、伝統技術は、わかる人にはわかるのですね。

ワンピやシルクのストールなど、

自分自身の会社のみでやっていたときのコストと、

大手の会社とのコラボでやってみるときでは、

コストに大きな差があり、

大量生産できないアパレル業界でやっていくのは難しいと感じたそう。

それは、前職で、歌舞伎の商品開発をしていたこともあり、

コスト面の知識があったから、わかったのだそうです。

 

そこから、また今の生活と伝統工芸をつなぐものはなにかと考え、

現在のKARAFURUが生まれます。

次回も、チャレンジャーな黒田さんのお話に、

ぜひ、お付き合いください。

 

 

 

 

13/11/01 Fri 10:00

 今年も残すところ2ケ月ですね。

1年の早さを感じるスピードは歳を重ねるごとに早くなります。

ということは、「今年も早いね。」と、

これから歳を重ねるたびに、さらに感じてしますということですよね。

毎日を大切にしなければと思いつつ・・・・・。

でも、一期一会は大切にしています。

というか、一目惚れしたから、執念(笑)で追いかけているだけかもしれません。

今回も、私の一目惚れでした。

でも、一目惚れのあと、必ず冷却期間をおいています。

というのも、LOVE is Blindではないか、自分自身で考え直すためです。

自分自身が購入するだけなら、一目惚れでいいのですが、

きちんと取材させていただくとなると違いますからね。

みなさまに、お知らせするのですし。

でも、今回も私の目に狂いはなかった(^_-)-☆

お話を伺って、さらにファンになってしまったのが、

パールに蒔絵を施したジュエリーブランド「KARAFURU」です。

 

 KARAFURU1-1.JPG

 

私が、記事を書くことにした一つのきっかけが、

日本の伝統技術が、後継者がいないためにすたれてしまうのはさみしいので、

その活動を伝えることで、

やりたいと思ってくれる人がいるのではないかと考えたからです。

私自身、ものづくり、デザインができないので、

デザイナーさんや職人さんのお話を伺って、

今まで興味がなかった人、ただ、知る機会がなかった人に知ってもらい、

そのものを購入し、使うことで、技術が残ればいいなと思って活動しています。

それを、現実的に、直接行っているのが、

KARAFURUのデザイナーの黒田幸さんです。

 

 KARAFURU1-2.JPG

 

黒田幸さんは、ご自身のことを、

デザイナーとは表現されないのですが、

なかったものを産み出すということで、私はデザイナーと呼ばせていただいています。

実は、元々は雑誌の編集者さんだったそう。

退職後、イタリアで暮らす中で、

イタリアの人々は、自分の国のカルチャーに誇りを持っていることに驚いたのだとか。

そのほか、食やデザインについても。

確かに、自国の自慢話をする欧州人は多い気がします。

日本人も、もっと誇りに思えると思うのですが、

それが奥ゆかしさと感じているのか、

堂々と自慢しないというか、

海外への憧れが大きいからか、誇りに思っていないというか・・・・・。

 

私は、日本の職人技は、世界トップクラスと思っているので、

自慢したいですが(^_^;)。

私自身なにも創り出せないのに、ずうずうしい性格なのでしょうか・・・・。

だからこそ、多くの人々に伝えるという仕事を選んでいるのですが。

私の言いわけになって申し訳ありません。

そんな言いわけでなく、日本の職人技を、

今、現代のファッションで素敵に輝かせてくれるのが、

KARAFURUのジュエリーなんです。

イタリア人のように、自国のことに自信を持っているのは素晴らしいと感じた黒田さん。

帰国後、就職活動時に、歌舞伎界の新規事業で、

フリーペーパーやWEBを立ち上げるという求人があったそうです。

そこで、元々編集者だったキャリアを生かし就職。

WEBなどの編集作業のみならず、

歌舞伎座で販売されているグッズ開発や、

衣装の柄を活かした商品のディレクションなどを行ったのだとか。

 

 KARAFURU1-3.jpg

 

そこで、目の当たりにしたのが、日本の伝統的な職人技。

それが、KARAFURUがスタートするきっかけになったのです。

でも、KARAFURUのスタートは、ジュエリーではなかったのです。

そんなブランド立ち上げのお話を、次回お届けします。

ぜひ、お付き合いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

13/10/25 Fri 10:00

自分自身が着られたり、身に着けられるということで、

ついついレディースブランドのデザイナーさんやアルチザンの方々に、

お話を伺うことが多いのですが、

実は、メンズでお気に入りのブランドがあります。

以前、そのメンズブランドの生地で、レディースのスーツを仕立てられるお話を

ご紹介したので、オーダースーツなどを考えていらっしゃる方は、

もしかしたら、ピンときてくれるでしょうか・・・・。

それが、エルメネジルド ゼニアです。

 

 ゼニア1-1.jpg

 

元々は、生地屋さんだったというブランドの歴史からもわかるように、

メンズに絶大な人気を誇るブランドです。

今では、トータルでコーディネートができますが、

やはり、その上質な生地と仕立てに、

根強いファンが多いようです。

お子様のイベント時(入学式や卒業式)に選ぶスーツのトップブランドといえば、

どんな時に着たくなるのかがお分かりいただけるでしょうか?

って、男性にとっては、憧れだったり、愛用中だったりの、

ブランドですよね。

しかも、今のように環境について語られるずっと前から、

環境保護活動なども行う、エシカルブランドでもあるのです。

 

 ゼニア1-2.jpg

 

環境を保護することで、羊たちが元気に育ち、

素晴らしいウールを手に入れられますよね。

そんな最高級のウールで織られる生地で作られるゼニアのスーツたち。

天然素材でありながら、「クールエフェクト」など、

暑い夏に、涼しく快適に過ごせる生地の改良なども行っているんですよ。

すばらしいですね。

そのゼニアが、1963年に創設したのが、

「エルメネジルドゼニア ウールトロフィー」です。

世界最高品質のウール生産国であるオーストラリアで、

最高級のメリノウールの生産を奨励するという目的で創設されたのだそう。

毎シーズン、「トロフェオ(イタリア語でトロフィーの意)」という名前で販売されているので、

ご存知の方も多いと思いますが、

創設から50周年を記念して、

この秋冬は、スペシャルエディションです。

今月から発売になったばかりの50周年モデルは、

特別なロゴやセルヴィッジがつけられています。

ウールトロフィー創設当時の60年代からインスピレーションされて、

デザインしたそう。

 

 ゼニア1-4.JPG

 

しかも、天然素材でありながら、

なんとストレッチ性を持つファブリックに仕上がっているとのこと。

先程のクールエフェクトのように、

とにかく、天然素材100%で、このような革新的な技を出してくるのには、

毎回驚かされます。

男性がうらやましい。

ゼニアの生地でオーダースーツを作ろうと、

展示会で新作を拝見するたび思ってしまいます(^_^;)。

 

 ゼニア1-5.jpg

 

50周年の記念モデルはもちろん今シーズンだけですが、

毎シーズン、男心をくすぐる(女心もくすぐっているかも)モデルが登場。

エレガントを忘れない遊び心がいっぱいのゼニア。

50周年のスペシャルエディションを、

今年頑張った自分へのご褒美にいかがでしょう?

こういう考え方は女性だけ?

でも、ここぞという時に着て出かけると、

確実に、あなたの株が上がると信じています。

自分に自信ももてそうだしね。

これからのパーティーシーズンにお奨め♪

 

 ゼニア1-3.JPG

 

 

 

 

13/10/15 Tue 10:00

これからのパーティーシーズンに向けて、

チェックして欲しいブランドのひとつが「giraffe」。

以前、デザイナーさんのインタビューをお届けしましたが、

世界一キュートなネクタイブランドを目指しているという、

ネクタイの専門ブランド。

となると、女性はギフト、男性なら自分用にと思うかもしれませんが、

レディースも充実しているんですよ。

そのgiraffeが、今週金曜に、玉川高島屋S・C 南館にニューショップオープン♪

やっぱりこの場所かと、このニュースを聞いた時に思いました。

だって、giraffeって、

ベーシックなものを使いこなした後の遊び心がある人に

ぴったりのブランドだと思っていたからです。

 

 tamagawatakashimayaパース.jpg

 

新入社員で、初めてネクタイをする人というより、

きちんとT.P.Oが分かって、

あえて遊ぶ人というか・・・・・。

基礎があるから、応用できるという感じといえばいいでしょうか?

もちろん、初心者に無理といっているわけではなく、

ベーシックタイプもあるのですが、

作りがものすごく凝っていて、

わかる人にはわかる、手間暇かかる職人技が光るネクタイがずらり。

なのにこの価格という、コストパフォーマンスがいいブランドだからです。

 

ラグジュアリーブランドで、正統派といわれるおしゃれを楽しみ、

パーティーなどで、遊び心をという時にぴったり。

となると、ハイブランドがずらりと並び、

たくさんのお客様が訪れるこのお店。

「あら、素敵ね!」と、すぐに購入につながる場所だと思いました。

実際、期間限定ショップをオープンしたら、

すぐにリピーターもできるほどの盛況ぶりだったとか。

それで、今回の本格オープンが決定したとのこと。

 

パーティーといいながら、

実際、結婚パーティー以外で、

そこまでドレスアップするシーンは少ないですよね。

でも、そこはセレブタウン。

パーティーはあるんです。

となると、遊び心のあるネクタイは必需品。

さらに、レディースのタイをベースにしたネックレスなどのアクセサリー。

これは、チェックしないとね(^_-)-☆。

 

それにしても、玉川高島屋さんに行けば、

欲しいものがほとんど揃う場所になったなあ。

もう少し近ければ・・・・・。

 

ちなみに、オープンの18日には、

もしかしたらいいことがあるかも????

まだ、考え中とのことで、

当日のお楽しみです(^_-)-☆

giraffeファンとしては、見逃せませんよ♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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林ゆり

林 ゆり

Yuri Hayashi

ブランド研究家。甲南女子大学在学中、スカウトをきっかけにデビュー。TVキャスター・リポーター・ラジオパーソナリティー、さらに舞台女優として活躍。東京に拠点を移し、ブランド研究家として執筆活動も始める。アルチザン(芸術家的職人)に支えられたブランドに魅せられ、その職人技のすばらしさを伝えるために奔走中。取材のこぼれ話などは「ブランドウォッチャーのB.B.日記」で公開中。

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