2008-2009年秋冬 東京
MIKIO SAKABE
ミキオ サカベ
デザイナー:坂部三樹郎、シュエ・ジェンファン
デザイナー:坂部三樹郎、シュエ・ジェンファン
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- 東京ファッションの次世代を築くインターナショナルユニット、
ミキオ サカベ。
パリ、ベルギーでデザインを学んだ坂部三樹郎と台湾出身のシュエ・ジェンファンによるブランド、ミキオ サカベ。ランウェーを淡々と足早に歩く黒髪のボブのモデルは、ベルトコンベアを流れるフィギュアかゲームのキャラクターのようだ。
コレクションには8年ぶりに帰国した坂部と初めて東京で暮らすジェンファンの目に映った東京の女性像が投影されていた。「海外で暮らすと日本では気づかないことが見えてくる。日本の女の子は一見個性的に見えるけど、人から外れるのを怖がり,流行の枠の中でファッションを楽しんでいるだけ。そういうアンドロイド的なネガティブな面を、ユーモラスに見せたかったんです。今の時代は何をするにも一生懸命やることが格好悪いっていう意識があるけど、ユーモアだけは真剣にやったら時代に合うファッションが作り出せると思っています」
国籍も性別も異なる二人はコレクションテーマを坂部が決め、ディテールとパターンはジェンファンが担当している。ショー前半のフィギュアのような「制服シリーズ」の後には、今回、ほんとうにやりたかったことと語る、極端なビッグボリュームのアウターが次々に登場した。「デビューコレクションだったので、シンボリックなデザインにしたかった。誰もが見たことがある定番アイテムを誰も見たことがないようなボリュームにすることで、キャラクターっぽいインパクトも出ると思ったんです」
インターナショナルなバックグラウンドを持つ新世代のデザイナー。彼らが目指す場所は?「東京でずっとやっていきたいと思っています。東京が世界に通じるファッション都市になってほしいし、海外で学んでいる後輩たちも日本へ帰ってきてほしい。ライバルが増えることにはなるけど、みんなで成長していきたいんです」
彼らが東京のファッションを動かす新しい世代になるのかもしれない。そんな予感にうれしくなった。
Mikio Sakabe / Shueh Jen-Fang 坂部三樹郎:2006年アントワープ王立芸術アカデミーファッション科を首席で卒業。2007-08AWパリ・コレクションにプレゼンテーション形式で公式参加。シュエ・ジェンファン:台湾出身。ブリュッセルにあるアートスクール、ラ・カンブル在学中に、ミキオ サカベ設立のため2007年来日。ミラノの合同展示会「ホワイトクラブ」の招待でミラノ・コレクションに参加し、2都市同時デビュー。








