『装苑』2008年1月号
Editing & Text : Kazushi Takahashi
Editing & Text : Kazushi Takahashi
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Satoru Sugisaki |
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チェーンステッチまで手縫い
布を紅茶や墨などで手染めして、ボタンに一つ一つダメージ加工を施している。ミリタリーやワークなどのビンテージ服をデザインのベースにしながら、手仕事のぬくもりをプラス。大判ノートまで収まってしまうポケットなど機能も追及されており、男性が長く着続けるにふさわしい服に仕上がっている。
「絵描きになりたかった」というデザイナーは自分にできることを考えて服作りの道に進んだ。ジャケットの衿裏に見られる複数のステッチは台衿に張りを持たせる役割。20世紀初頭の手縫いコートに見られるディテールの採用は、古着をこよなく愛する彼らしいやり方だ。まだブランドの規模が小さいためにパターンも縫製も素材加工もすべてデザイナー自身が担当。手仕事の味わいがギュッと詰まっていながらの手ごろな価格設定にも注目。

柿渋染めのコットンジャケット¥54,600、大判ポケットつきガーゼパンツ¥42,000

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